原典講読セミナー 江戸幕府と情報管理

国文学研究資料館【編】

臨川書店（2003/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 192p／高さ 19cm
• 商品コード 9784653038092
• NDC分類 210.5
• Cコード C0321

内容説明

幕府の体制整備と情報管理の関係とは。将軍吉宗時代、寺社奉行らが時代の流れに合わせ、より便利で効率的な情報管理の方法を開発する様子を『大岡越前守忠相日記』にみる。また、江戸時代を通じた幕臣の記録管理の特徴と職務への意識に迫る。

目次

第１講　幕府寺社奉行の組織構造と記録管理（寺社奉行の記録管理と将軍吉宗；寺社奉行における記録管理の改善策；寺社奉行の執務と記録管理の実際）
第２講　寺社奉行の月番制と情報伝達（月番制と文書管理；封印と文書引き継ぎの諸段階；寺社奉行の新旧交代と情報伝達）
第３講　幕府奏者番と情報管理（奏者番の組織と勤務；執務情報の組織的伝達；奏者番手留とその特徴；奏者番手留の作成と情報活動）

著者等紹介

大友一雄［オオトモカズオ］
１９５５年生まれ。現在国文学研究資料館史料館教授。近世の記録史料論、近世の儀礼研究などを専門とする
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