感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本の紙魚
2
毎年夏が始まる前には何かにハマる。今年はたまたま読み返した「にんじん」から、ジュール・ルナールが気になってきた。フランスの田舎の描写はおしゃれでもウェルビーでもない、生活の素朴さと生々しさに満ちている。試行錯誤の跡が見られる短編にも、ルナールの鋭い観察眼を感じて、それが「にんじん」へと繋がっていく様子が想像できる。さてその「にんじん」の方は先日読んだ青空文庫とはまた違う翻訳であり、戯曲も載っていてこちらのほうが主人公は自分の思いを明確に父親に伝えている。父子の会話を姿を隠しながら聞く母親の存在感も印象的。2023/04/24
茶々
1
にんじんの訳が前読んだやつより好き。2013/05/14
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- 和書
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