内容説明
本書は、紀伊徳川家が、当時第一線級の藩内学者(儒学者仁井田好古・国学者本居内遠ら)を多数動員して完成させた地誌であり、学問的水準は高い。編さんのため各地で古文書・古記録が調査され、本書に多数収録された。記録文化の遺産としても価値が高い。その記事は地名・景観・歴史・民俗・物産・芸能等に及び、紀州史の研究には不可欠である。
目次
提綱
名草郡
那賀郡
若山部
海部郡
伊都郡
在田郡
日高郡
牟婁郡
牟婁郡
物産
古文書部
神社考定部
高野山之部
草創
伽藍
奥院
寺社
開山
弟子
山主
高僧
学侶
行人
非事史
相論
歳事記
寺領
旧跡
風俗土産
参詣
総分方
聖方