出版社内容情報
そこにあるのにそこなしもり。底がないからそこなしもり。そこなしもりってどんな森。
そこなしもりへ行ってみよう。そこなしもりをさまよえば、元気もりもりわいてくる。何が起きてもだいじょうぶ。そこなしもりを冒険しよう。きみの中にもそこなしもりが、そっと芽を出し育ち出す。
あざやかな絵と、呪文のような言葉がとけあった楽しい絵本。
【目次】
内容説明
そこなし そこぬけ そこしれない?そこなしもりはまかふしぎ!!『ルラルさんのにわ』、おさるのシリーズ、『だいじょうぶだいじょうぶ』などで知られるいとうひろしがおくる、そこなしのたのしい世界へ!
著者等紹介
いとうひろし[イトウヒロシ]
伊東寛。1957年、東京に生まれる。早稲田大学教育学部卒業。1987年、『みんながおしゃべりはじめるぞ』でデビュー。以来ユーモラスで哲学的な独特の作風で絵本や絵童話の創作や物語の挿画の仕事を続ける。『マンホールからこんにちは』(日本児童文芸家協会新人賞)、『ルラルさんのにわ』(絵本にっぽん賞)、おさるのシリーズ(路傍の石幼少年文学賞、野間児童文芸賞など)、『だいじょうぶだいじょうぶ』(講談社児童出版文化賞絵本賞)、『くもくん』(絵本日本賞読者賞)など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
135
そこなしもりはそこにある。言葉のリズムで遊びながらお話は進んでいく。そこなしもりはどこにある。そこなしもりにそこはない。そこにあるのにそこにない。楽しいことにもそこはない。集まるほどに愉快になる。考えるほど深まって、そこなしもりは広がって。ありえないものあらわれる。みえないものもみえてくる。次に次にと芽生えてきて、遠くへ歩いていったけど、まだまだもりは広がって。ページを捲るたびに夢が膨らんでいくような、一つひとつが集まって大きな希望になるような、前を向いて歩きたくなるような、不思議と元気になれる絵本です。2026/03/01
えつ
8
やさしい言葉が呪文のにのように繰り返されて、それでいてリズミカルで、言葉の量もちょうど良い。一度読んだだけでは面白さを感じられないような気がする。繰り返し読むことによって、日本語の奥深さを実感し、より一層面白いと思えた。イラストの色使いもとても良いと思う。…が、個人的にこのイラストは苦手でした…。NetGalleyにて。2026/02/17
遠い日
3
きっと誰もが持っている「そこなしもり」。気づくか気づかないか、気にするか気にしないかによっても、そこなしもりは形や色や大きさを変えて見えるのだろう。わたしは多分小さい頃から自分のそこなしもりに気づいていた。心のままならなさに、疑問を持っていた。リズムのいいテキストに、思わず声に出して読んでいた。 早口ことばみたいに楽しい世界が広がる不思議。あるけどないけど、やっぱりあるか?あれば楽しい果てない森。わからないから想像が膨らんで、確かめようがないから気になる。 わたしはずっと自分のそこなしもりを探していくよ。2026/02/18




