出版社内容情報
まる◯をかくのは、むずかしい。でこぼこになったり、せんがつながらなかったり・・・。
でも、だんだん、じょうずにかけるようになりました。
まる◯をかけると、たのしい。ぼうせんヽをつけたら「ふうせん」「おはな」「さくらんぼ」「おたまじゃくし」いろいろなものになるよ。
めをつけて、くちをつけて、てあしをつけたら「ぼうみたいな ひと」になりました!
「こんにちは、ぼうくん。わたしは、よっちゃんだよ」ーーーーよっちゃんは、ぼうくんとおはなししながら、えをかいていきます。さんかく△、ぼうせんヽ、しかく?、など、だんだんイメージがひろがっていきます。
【目次】
著者等紹介
武田美穂[タケダミホ]
東京生まれ。絵本に『となりのせきのますだくん』(絵本にっぽん賞、講談社出版文化賞・絵本賞受賞)に始まる「ますだくん」シリーズ、『ふしぎのおうちはドキドキなのだ』(絵本にっぽん賞)、『すみっこのおばけ』(日本絵本賞読者賞、けんぶち絵本の里大賞グランプリ)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
161
うわぁ、この絵本好きです。ページをめくるにつれて笑顔が止まらなくなって、読み終える頃には大満足。作者との感性が合うのかな。幼少期にこの絵本を手にしていたら、絵心があふれていたのかな、そんな気持ちになれる。描くたのしさ、子どもの頃になんでお絵かきをするのか実感できる絵本。まるがかけたら、次はなにをかこうかな。いっぱいまるをかいて、さんかくもかいて、赤いいろをぬってみて、いろんなものが生まれてきた。青いいろもぬってみて、しかくもかいてみたら、幸せな気持ちに満たされた。絵本の原点をみた。伝えるってこういうこと。2025/08/17
遠い日
4
かわいい、かわいい、とってもかわいい。 ◯から始まる世界が、わくわくとどきどきを連れてくる。 ◯、△、⬜︎でシンプルにして、力強い世界が出来上がっていく。お友だちが増えていく楽しさ。 子どものひとりが小学校低学年の頃、◯と棒だけで描く棒人間で4コマ漫画みたいなのを毎日描くのにハマって、わたしも毎日それを見せてもらうのが楽しみでした。 そんなことを思い出しながら、◯が描けることの偉大さを噛み締めて読みました。 よっちゃんの世界がどんどん育っていく予感にうきうきしました。2025/09/18