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出版社内容情報
小学校6年生の勇輝(ゆうき)と世志斗(よしと)は、怪談動画をつくっている。コンビの名称は「怪奇バスターズ」。でも、幽霊の撮影には成功していない。二人は、日本の怪談を研究しているソレガシさんと呼ばれる外国人と知り合う。ソレガシさんは「耳なし芳一」「むじな」「雪女」など、小泉八雲の有名な怪談を語ってくれる。なぜか、怪奇バスターズの周囲では、小泉八雲の<現代版>ともいえる怪奇現象が起こっていた。「芳一」のように墓場で楽器を演奏する少年が登場したり、「ほうむられた秘密」のようにタンスの前に幽霊が現れたり・・・。
【目次】
内容説明
耳なし芳一、雪女、のっぺらぼう、タンスの幽霊…あの有名な「怪談」が、ぼくらの町にやってきた。幽霊妖怪どんとこい!小泉八雲と幽霊をめぐる少年たちの5つの事件簿。
著者等紹介
小前亮[コマエリョウ]
1976年、島根県生まれ。東京大学大学院修了。専攻は中央アジア・イスラーム史。2005年に歴史小説『李世民』(講談社)でデビュー
もなか[モナカ]
青森県生まれ。イラストレーターズ通信会員。書籍の挿絵、漫画、ミュージックビデオのイラストレーション、インディーゲーム開発など幅広く活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
keisuke
4
こういう小前亮さんの作品を待ってた。児童書では大河ドラマに合わせた歴史小説が多いけど、テーマは大河ドラマとかにして思い切り児童作品書いてほしいと思っていた。小学6年生の二人が、公園で紙芝居をしているギリシャ人のソレガシさんと交流しながら、身の回りで起こる少し不思議?な幽霊が関わる事件を解決する話。ザ・児童書でとても読みやすく、小泉八雲への入り口として興味も湧く、面白い作品だった。娘にも読んでもらいたい。 2025/09/18
📖®書店員🍵
2
『怪談』が町をジャックした!? 主人公たちは階段動画を作っていますが、なかなか幽霊は映らない……。そんなとき、日本の怪談を研究している「ソレガシさん」と知り合う。そしてとある怪談を知る。 都市伝説は今でも地域差はあれど大元は同じであろうお話が年代を超えて語り継がれていますが、怪談話とて同じことで、過去の話を知った主人公たちの周りでは不思議なことにそれら怪談の現代版らしき不思議な現象が起こり始める、今と過去を、人間と幽霊を繋ぐちょっと不思議で面白いお話。 2025/09/30