出版社内容情報
ちいちゃんと呼ばれている子どもの部屋には、いろいろな<おもちゃたち>がいます。でも、ちいちゃんは小学生になってから、あまりおもちゃで遊ばなくなりました。だから、ちょっぴりさみしいおもちゃたち。ところが、ちいちゃんや家族の見てないときには、おもちゃどうしで遊んだり、冒険したり・・・ひみつの時間をすごしているのです。おもちゃたちのストーリー全3話。
内容説明
ぼくたちはおもちゃだから、ひとがいるときは、しゃべったりうごいたりしません。でも、ひとがいないときは…。ひみつのじかんがうごきだす!斉藤洋(さく)&武田美穂(え)、大人気コンビがおくるおもちゃたちのおはなし。
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年東京に生まれる。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を受賞。1988年『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞を受賞。1991年「路傍の石」幼少年文学賞を受賞。2013年『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞
武田美穂[タケダミホ]
東京に生まれる。絵本に『となりのせきのますだくん』(絵本にっぽん賞、講談社出版文化賞・絵本賞受賞)に始まる「ますだくん」シリーズ、『ふしぎのおうちはドキドキなのだ』(絵本にっぽん賞)、『すみっこのおばけ』(日本絵本賞読者賞、けんぶち絵本の里大賞グランプリ)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遠い日
2
おもちゃたちからの目線で書かれた秘密の世界。ちいちゃんのおもちゃであることが、彼らは楽しく、嬉しかったのですね。こんなにも思い出を抱きしめている。子どもはいつかおもちゃを卒業していく。でも、触らなくなっても、自分が好きだったおもちゃのことは心の中のだいじな部分にちゃんとしまっているはず。だからこそ、おもちゃ箱もそのままなのでしょう。そして、ちいちゃんが大きくなるのと同じように、おもちゃたちも自分たちの世界を広げている。読んだ子どもたちはきっと自分のおもちゃを見直したくなるのではないかな?2024/11/19
かはほり
1
このにぎやかで楽しそうな表紙の絵で、子どもが手に取ってくれそうな本。しかも内容も面白いので、子どもにお勧め。2025/01/25
たくさん
1
おもちゃって見た目の華やかさに一瞬に引き付けられるもので、 おおきくなったら完全にゲームにとってかわられる悲しいもの。 だけど、形をしっかり覚えているだけ大きくなっても心に残りやすいと感じる。 ぬいぐるみとかフィギュアなどの形あるおもちゃがご主人様(ちいちゃん)は好きみたい。 自分が好きなおもちゃ同士で、それぞれが個性的に交流していたりするのを想像すると、 全員が自分の応援団のようで、好きなチーム作っているみたいでいいなあと思わされます。 #NetGalleyJP 2024/11/19
さっちゃん
0
おもちゃが動いてておもしろかった。 小32025/02/18