出版社内容情報
光村図書国語1年「つぼみ」に対応。撮り下ろした美しい写真で、季節のつぼみと花を見られます。「はる」の巻ではタンポポや桜、菜の花、チューリップ等をつぼみが小さいうちから開花するまで、大きな写真でわかりやすく紹介。
目次
なんのつぼみ?(1) たんぽぽ
なんのつぼみ?(2) さくら
なんのつぼみ?(3) なのはな
なんのつぼみ?(4) チューリップ
はるのきのつぼみ
はるのかだんのつぼみ
はるののやまのつぼみ
とてもちいさなはるのつぼみ
著者等紹介
小池安比古[コイケヤスヒコ]
東京農業大学農学部教授。専門は花卉園芸学、人間植物関係学。JFTD学園日本フラワーカレッジ非常勤講師も務める
平石順一[ヒライシジュンイチ]
東京で生まれ、島根県で育つ。写真スタジオを経て独立。写真歴三十五年。書籍、雑誌、ウェブなどで撮影を行う。日本各地の自然の景観や四季折々の温泉などを多数撮影(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
155
なんのつぼみかわかるかな。冬芽をつけたり、ロゼットの葉を立ち上げたりして、暖かな日差しを待っている。硬い芽が少しずつふくらんで、茎や軸がぐんぐん伸びて、ほころびはじめると花色が見えてくる。もう少し、あと少しで春がやってくるよ。一株からたんぽぽはたくさんの花をひらいて、いつの間にか綿毛になってどこへ飛んでいくのかな。桜の花はたくさん咲いているけど、そのひとつひとつを見つめたことはあるかな。菜の花も、桃も木蓮も、藤だってツツジだって、春が待ち遠しいみたい。足下を見つめてみると、いろんな植物が準備をしているね。2025/01/26
遠い日
3
美しく大きな写真で、花のつぼみを紹介。 この本を持ってフィールドワークをしたら楽しそうです。知っている花も、つぼみとなると案外はっきりと覚えていなかったりするものです。 わたしがいいなぁと思ったのは、園芸種の花以外に、身近な春の野山の花のつぼみも紹介されていたこと。 実際に観察することで、記憶が定着するでしょう。 巻末の調べ学習用のカードもコピーして大いに活躍しそうだと思いました。#NetGalleyJP2025/01/23
たくさん
1
写真が綺麗な春を感じる本。 写実的なベタっとした現実感のある写真から入るのでなく、 被写界深度の深いぼやけた明るくて情緒的な写真で愛着をもって、 今どきの映える感じのつぼみから花への成長。 一度見たことのある光景を、思い返しても綺麗に感じる、 勉強や興味だけでなく思い出にも持っていける本になりますね。#NetGalleyJP 2025/01/23