出版社内容情報
ゆずくんのクラスにやってきたこてんちゃんは、ランドセルをしょわずに羽があり、うわばきじゃなくて下駄をはいています。教室でも帽子をとらないし、暑くなくてもうちわであおぎ…。違いがいっぱいでも、うまくやれるも!?
内容説明
こてんちゃんは、ぼくとちがうところがいっぱい。ランドセルをしょわずにはねがあって、うわばきじゃなくてげたをはいている。きょうしつでもぼうしをとらないし、あつくなくてもうちわであおいでる。…ぼくとこてんちゃん、うまくやれるかなあ?
著者等紹介
いとうみく[イトウミク]
神奈川県生まれ。『糸子の体重計』で第46回日本児童文学者協会新人賞を、『空へ』で第39回日本児童文芸家協会賞を、『朔と新』(講談社)で第58回野間児童文芸賞を、『きみひろくん』(くもん出版)で第31回ひろすけ童話賞を、『つくしちゃんとおねえちゃん』で第69回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を、『あしたの幸福』で第10回河合隼雄物語賞を、『ぼくんちのねこのはなし』で第38回坪田譲治文学賞を、受賞。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人
かのうかりん[カノウカリン]
愛媛県生まれ。東京造形大学彫刻科卒業。『いろんなおめん』で第7回フジテレビBe絵本大賞を、『きみがおしえてくれた。』(今西乃子・文)でけんぶち絵本の里大賞びばからす賞を、受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆっき
22
大好きないとうみくさんとかのうかりんさんがタッグを組んだ絵本。転校生のこてんちゃん。みんなとちがうところがいっぱいの自由なこてんちゃん。最初は「へんだよね」と言いながらも自然とありのままのこてんちゃんを受け入れていく子供たちの柔軟性が素晴らしいです。2024/11/12
遠い日
4
転校生のこてんちゃんは、とにかく個性的⁉︎背中の羽根、頭の帽子、うちわであおぎ、上履きではなくて高下駄を履いている。ものの言い方も上からで、隣の席になったゆずくんは、少々困惑気味。でも、いい意味で慣れるということは、いいこと。ゆずくんのこてんちゃんへの目線が変化していくようすがほほえましくて、友だちってこんなふうに知らないうちにお互いなじんでいくものなんだなぁと思いました。ラストの、こてんちゃんの煙にまくようなことばも、子どもの心のキラキラが散りばめられていてすてきでした。#NetGalleyJP2024/10/18
yurika
1
楽しいお話でありながら、なんとなく、ジャーナリスティックな視点で描かれている本だなぁと感じました。長く愛されている名作はもちろん好きだけど、これはこれで新しい価値観に触れられる感じがして面白かったです。2025/06/16
刹那
1
こてんちゃんは天狗です☻໌2025/01/13
つっちゃん
1
小3 面白かった2024/11/20