放課後によむ詩集

個数:

放課後によむ詩集

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年06月04日 14時12分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 144p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784652206362
  • NDC分類 908.1
  • Cコード C0092

出版社内容情報

仲間から離れ、一人になった時間に、
ゆっくり、じっくり向きあえる、三十一の詩篇を選びました。
詩人・小池昌代さんによるコメントが、
読者の読みにそっと寄りそい、詩の世界に風を通します。
すべての人の「放課後」に贈る孤独をみがくアンソロジーです。

■古今東西から31 の詩を精選して掲載
「孤独をみがく」をコンセプトに、古今東西から詩を集めました。
中原中也「サーカス」、新川和江「わたしを束ねないで」から、
三角みづ紀、岡本啓、青柳菜摘、高安海翔といった、
気鋭の詩人による現代詩、海外詩まで、幅広く掲載しています。

■読みを広げ、助ける、詩人によるコメント
すべての詩に、小池昌代さんによるコメントが入ります。
『通勤電車でよむ詩集』(NHK 出版)、『おめでとう』(新潮社)など、
優れたアンソロジーの編者としても知られる詩人の言葉は、
読者の読みを固定化せず、自由に読むことの喜びを伝えます。
初めて詩を読む人や、詩に挫折してしまった人にとって、
最適の「詩の入門書」にもなりえます。

■巻末「詩人紹介&ブックガイド」が充実
この詩集を読み、一篇の詩や、一人の詩人が気になった読者に
「次に読んでほしいおすすめの本」を、巻末で紹介しています。
また「詩人が十代のころ、何をしていたか」にも注目。
なぜ彼らは詩を書いたか、その一端を感じられます。

◎掲載詩人と詩の一覧(掲載順)
飯島耕一「セザンヌ夫人」/三角みづ紀「春分の日」/松岡政則「金田君の宝物」/まど・みちお「まちかど」/高安海翔「犬うごかん」/石垣りん「くらし」/山之口貘「天」/萩原朔太郎「地面の底の病気の顔」/左川ちか「雲のやうに」/井坂洋子「朝礼」/ソホラーブ・セぺフリー「住所」/宮沢賢治「報告」/村岡由梨「学校に行きたくない」/石原吉郎「霧のなかの犬」/入沢康夫「失題詩篇」/ローベルト・ヴァルザー「さらに前方に」/松下育男「コーヒーに砂糖は入れない 4」/なんどう照子「あめ」/宮沢賢治「春と修羅」/E.E.カミングズ「時まさに」/中原中也「サーカス」/茨木のり子「わたしが一番きれいだったとき」/青柳菜摘「家の麓2003」/藤井貞和「記号論」/三好達治「雪」/貞久秀紀「体育」/新川和江「わたしを束ねないで」/白石かずこ「バス停」/吉岡実「桃 或はヴィクトリー」/岡本啓「すがた」/ヴィスワヴァ・シンボルスカ「詩の好きな人もいる」

◎装画:土屋未久
◎挿絵:土屋未久、柳智之、shunshun、土屋萌児、qp(掲載順)
◎装丁・レイアウト:矢萩多聞

内容説明

詩人・小池昌代の言葉が、詩の世界に風を通す。すべての人の「放課後」に贈る、珠玉のアンソロジー。孤独な心に灯りをともす31の詩。

目次

セザンヌ夫人(飯島耕一)
春分の日(三角みづ紀)
金田君の宝物(松岡政則)
まちかど(まど・みちお)
犬うごかん(高安海翔)
くらし(石垣りん)
天(山之口貘)
地面の底の病気の顔(萩原朔太郎)
雲のやうに(左川ちか)
朝礼(井坂洋子)
住所(ソホラーブ・セペフリー)
報告(宮沢賢治)
学校に行きたくない(村岡由梨)
霧のなかの犬(石原吉郎)
失題詩篇(入沢康夫)
さらに前方に(ローベルト・ヴァルザー)
コーヒーに砂糖は入れない(4)(松下育男)
あめ(なんどう照子)
春と修羅(宮沢賢治)
時まさに(E・E・カミングズ)
サーカス(中原中也)
わたしが一番きれいだったとき(茨木のり子)
家の麓 2003(青柳菜摘)
記号論(藤井貞和)
雪(三好達治)
体育(貞久秀紀)
わたしを束ねないで(新川和江)
バス停(白石かずこ)
桃(吉岡実)
すがた(岡本啓)
詩の好きな人もいる(ヴィスワヴァ・シンボルスカ(訳・沼野充義)

著者等紹介

小池昌代[コイケマサヨ]
詩人、作家。1959年、東京都生まれ。1988年、第一詩集『水の町から歩きだして』でデビュー。優れた詩のアンソロジーの編者としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pirokichi

20
小池昌代さん選の31篇の詩のアンソロジー。先週小池さんと又吉直樹さんの本書に関する対談がありその会場にて購入した。特に惹かれたのは「体育」貞久秀紀、「わたしを束ねないで」新川和江、「すがた」岡本啓。又小池さんが朗読されたシンボルスカの詩の、「でもわたしは分からないし、分からないことにつかまっている 分からないということが命綱であるかのように」には「命綱」に、心底まいってしまった。詩のアンソロジーって好きだな。隙間時間にちょこっと読めるし、必ず心に残るフレーズがある。誰もが気楽にどんどん手に取ってほしい。2025/02/25

チェアー

10
「金田君の宝物」と「あめ」は読んでいると泣いてしまった。 とてもいい詩のアンソロジー。 圧倒されたのは宮沢賢治の「春と修羅」だ。声に出して読んでみるとリズムと言葉の美しさ、こんな言葉をここにもってくるのかという驚きと喜びを感じる。 2025/01/27

よし

3
読み解くのが難しい詩も多く、編者の解説に助けられてなんとか分かったような気がしながら読みました。「春と修羅」は、何度読んでもよくわからない気がしていましたが、小池昌代さんのような詩に造詣が深い方でも「いまだに全貌をつかめた気がしない」と書いていらっしゃったので、少し安心しました。詩は、理屈だけでなく感じることも大切なことだと教えられました。だから「放課後によむ詩集」というタイトルなのかなと思いました。#NetGalleyJP2024/11/25

お抹茶

2
編者が選んだ詩のアンソロジー。音読してすっと入ってくるのが好みの詩なのかもしれない。気になったのは「まちかどっとされる」という表現―まど・みちお「まちかど」。「冬至のころの、さびしい病気の地面から、ほそい青竹の根が生えそめ、生えそめ、それがじつにあはれふかくみえ、けぶれるごとくに視え」―萩原朔太郎「地面の底の病気の顔」。からっとダイレクトに「その人」が一番伝わってくるのは茨木のり子「わたしが一番きれいだったとき」。2024/12/13

でかかのんちゃん

1
詩のアンソロジー。31の詩。 難しい詩が多かった。 なので、1回目読むより、2回目、3回目の方が深みが増してくるものだろうと思う。 ジワリジワリと重い。 そして、寄り添ってくれる詩。 山之口貘さんの天という詩が気になった。2025/03/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22054764
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品