出版社内容情報
こどもたちから、だいじな報告があります。きもちよく毎日をすごすために、安心して大きくなるために、「はい」…「いるもの」と「いいえ」…「いらないもの」があるんです。このよが「大好き」と「嬉しい」であふれるように…
内容説明
こどもたちから、だいじなだいじなほうこくがあります。きもちよくまいにちをすごすために、あんしんしておおきくなるために、「はい」…「いるもの」と「いいえ」…「いらないもの」があるんです。こどもも、おとなも、いっぱいの「だいすき」と「うれしい」といっしょにいられますように…。
著者等紹介
浜田桂子[ハマダケイコ]
1947年埼玉県生まれ。桑沢デザイン研究所卒。田中一光デザイン室勤務の後、『あやちゃんのうまれたひ』でデビュー。日・中・韓12名の絵本作家と平和絵本シリーズを企画し、『へいわって どんなこと?』を3か国で共同刊行。その香港版が“2020 Hong Kong Book Prize”を受賞。こども、大人の双方が心軽くなる作品群は、国内外で愛されている。日本児童出版美術家連盟、日本文藝家協会、日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
32
浜田さんの描く子どもの愛らしさには、いつも胸がいっぱいになります。笑顔もむくれ顔も、どの顔も愛しい。たくさんのキラキラ輝く「はい」のあとに現れる「いいえ」たち。先日高校生が新聞投稿で「弟が、「ぼくもいつか戦争に行くのかな」と聞いてきた」と書いていて胸が痛みました。若者を大切にしないこの国から、さらに若い無垢な命を散らしてどうするつもりなんだろう。ただでさえマイナーな文化なのに、誰も継承なんてできなくなる。本当にこの国を美しいと思っているのなら、戦争なんてできないはずだけどな。2025/02/18
イケメンつんちゃ
26
渋谷で5時 いい歌やん つんちゃん弟を迎えにゆく最中 カーラジオからながれる バブリーでゴージャスなパリピ気分 おもいっきり横乗りで 初めての全曲聴衆 京都競馬場も白一色 一色大橋も前田大橋も フェミニンブルーのあなた 目と目で通じ会う 目立つ 二択の世界のご案内 世の中のいるもの 「はい」 「いいえ」 哲学であり道徳であり 絵の美しさに魅了されながら 世界が平和でありますように 楽しい日本 色恋はいつでもできるけど勉強は今しかない あまりにもありがたすぎる 有能な恩師とうたう ペッペッペッ 斎藤さんだぞ2025/02/09
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
子どもたちからの提案。子どもたちが安心して過ごすために、「はい(いるもの)」と「いいえ(いらないもの)」で報告してくれます。「はい」がいっぱいの世の中に、今の大人たちがしていかなくてはなりませんね。【心のふれあい】2024/05/01
ヨシ
15
子どもたちが気持ちよく毎日をすごすために、いるものを「はい」いらないものを「いいえ」で報告。いらないものはたった2つ。暴力と戦争。戦争も暴力のひとつと考えたらたったひとつ。この本を読むと子どもたちのためにも平和な世界を作らなければと思う。この本を読んで育った子どもたちは何を思うのだろうか?2024/02/09
にたいも
12
浜田さんご本人の読み聞かせで。子どもの声が聴かれることが大事という思いをこめた、とのこと。また、権利ということばを使わずに堅苦しくなく表現したとのこと。明るくすがすがしい絵。大人にも子どもにも読んでほしい一冊。とげとげことばが、ふわふわことばになる機械が!!!発明品だ!ぜひ輸出しましょう。2024/08/10