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出版社内容情報
おかしくもものがなしくもある庶民の日常生活を描いた、アメリカの短編の名手、オー・ヘンリー。思いもよらない結末に特色を発揮する。愛とはなにかを考えたくなる「賢者の贈り物」「最後の一葉」など、13作の傑作を厳選。
内容説明
「真実の物語にはうんざり」むせび泣きすすり泣きささやかに笑って眠れ。名作がスラスラよめる!世界文学旅行へお連れします。
著者等紹介
オー・ヘンリー[オーヘンリー] [O.Henry]
1862年アメリカ・ノースカロライナ州に生まれる。本名はWilliam Sydney Porter。真相は不明だが横領罪で有罪判決を受け、服役中に短編小説を書きはじめる。短編の名手として名を馳せ、「賢者の贈り物」「最後のひと葉」など272篇の作品を残した。庶民の日常生活をユーモアと哀愁をもっと描き、意想外の結末に特色を発揮する。1910年没
千葉茂樹[チバシゲキ]
北海道に生まれる。国際基督教大学卒業。出版社勤務を経て翻訳家となる。『シャクルトンの大漂流』で日本絵本賞翻訳絵本賞を受賞
ヨシタケシンスケ[ヨシタケシンスケ]
1973年神奈川県に生まれる。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。『りんごかもしれない』で産経児童出版文化賞美術賞などを『もうぬげない』でボローニャ・ラガッツィ賞特別賞などを『つまんないつまんない』でニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
帽子を編みます
57
【О・ヘンリー誕生日読書会'24】毎年恒例、О・ヘンリーです、今年は読友さんと同じ本。毎年コツコツ読んでいるので13編全て既読でした(拍手)。どれも良い味です。挿絵がヨシタケシンスケ、「改心」の金庫破りの道具、ぴったりくぼみに収まっていかにもそれらしい、ほれぼれ見とれます。でもこの話、ハッピーエンドで終わるのかな、夫は自分の知らない過去を持っていた…、妻にとってはバッドエンドへの入口なのかもしれません。裏表紙は忠ツノトカゲのミュリエル、赤いリボンが泣かせます。表紙のお金を数えるデラも泣かせます。2024/09/18
花乃雪音
15
オー・ヘンリーというと「賢者の贈り物」や「最後のひと葉」のような登場人物誰もが善人である印象が強いが「心と手」や「20年後」のような悪人が登場する話も楽しめた。短編小説なので神の視点からの心理描写が豊富とはいえないからこそ読了後、おもわず彼らの心理を推し量ってしまう。2025/09/30
gtn
14
例えば「千ドルのつかいみち」の一篇。ハッピーエンドの心地よさ。そこにペーソスが加わると文学になる。2024/03/11
びぃごろ
13
イラストとともに、名作を気軽に楽しめるシリーズ。「賢者の贈り物」と「最後のひと葉」は誰でも知ってる有名な話でした。人生思うようにならず、それでも幸せに満たされることもあれば、こうしようああしてやろうとんでもも思い通りにならず…といった結末にため息をついたり、ほっとしたり。赤いリボンのツノトカゲが雄弁に語る「ジミー・ヘイズとミュリエル」金庫破りの男が命を救う「改心」遺産が入った男の「千ドルのつかいみち」電車で乗り合わせたお幼友達と保安官と護送人「心と手」寒い冬に刑務所で過ごしたい男「警官と讃美歌」など2024/08/30
読書家さん#Ov47TP
4
「こういうのでいいんだよ」的な。短編でオチもすっきりしている。外国文学だと名詞が覚えられないという個人的問題はあるが、地名は話しに関係ないし登場人物は少ないので無視して読めるのが良いところだ。あとは金銭感覚がドル換算だし時代が古いし物価も違うしでいまいちピンとこないが最初にある「千ドルのつかいみち」を基準に考えればまぁまぁ理解。ちなみに今は千ドル=15万円弱。たしかに使い切ることを考えると微妙な額。2024/03/13
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