出版社内容情報
オハヨウどろぼうって知ってる? ぬすむのは物じゃない。「おはよう」という“ことば”だよ。被害にあったしんちゃんはどろぼうをつかまえ、じぶんの「おはよう」をとりもどすため町にくりだした。ウフフとゆかいな童話。
内容説明
オハヨウどろぼうのすがたをちゃんと見たってひとは、いないんだ。まどの外に、みどりのマントが、ひらっとひるがえるのを見た…とか、のびた長いツメが、タオルにひっかかった…とか…ほんとにいるのかね、オハヨウどろぼう。
著者等紹介
おのりえん[オノリエン]
東京生まれ。上智大学文学部心理学科、同大学院修士課程修了。教育相談所、心理相談員を経て、現在は絵本、童話などの創作をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
79
児童書。低学年向き。「オハヨウどろぼう」がしんちゃんのおはようを盗んで行った。残されたのは1枚の緑色の羽だけ。おじいちゃんが、しんちゃんのおはようを取り返しに行く手伝いをしてくれる。町のようすに詳しい人たちに話を聞くと、森の中に緑色のインコがいた。盗まれたおはようは、ある事に使われていたらしい▽めでたしめでたし。2023/01/14
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
43
「おはよう」が盗まれて困った男の子しんちゃん。おじいさんと泥棒探しへ。犯人は意外な人物であり、犯行も理由があった。その理由にほっこり。おのりえんさんの世界観、好きです。2023/04/30
ヒラP@ehon.gohon
24
朝、起きる前に「オハヨウ」のあいさつの言葉を取られてしまったら、「オハヨウ」を言えなくなってしまったら、一日は始まらないのかも知れません。 発想がユニークで、引き込まれてしまいました。 朝の挨拶の大切さを考え直す本かもしれません。2024/06/28
anne@灯れ松明の火
23
新着棚で。近ごろ、町を騒がすのは”オハヨウどろぼう”。盗むのは物でなく、「おはよう」という“言葉”。被害にあったしんちゃんは、自分の「おはよう」を取り戻そうと……。愉快な人物がたくさん登場。さてさて、泥棒の正体は? 2022/11/27
ケ・セラ・セラ
22
“もの”じゃない「おはよう」っていう“ことば”を盗むオハヨウどろぼうにやられたしんちゃん。いろんな方面の専門家(?)に聞いてまわると…。次々と登場する町の人たち。ひと騒動の面白さ。トントンと話は進み、なるほどそういうことだったのねと、まーるく解決。絵本から児童書への移行期に、テンポ良く楽しめる作品。2023/01/02
-
- 和書
- 魔女と過ごした七日間