内容説明
地球上には、全人類を何度も全滅させるだけの核兵器が存在しています。これはいったい、誰のためのものなのでしょうか。自国ファーストではなく、地球ファーストで物事を考えれば、結局は地球上の私たちすべてにプラスになる。そういう発想が求められています。
目次
第1章 戦争ってなに?
第2章 どんな理由で戦争ははじまるの?
第3章 日本も戦争をしてきた
第4章 第一次世界大戦と国際連盟
第5章 悲惨なアジア・太平洋戦争へ
第6章 平和国家建設と東西冷戦
第7章 核開発競争が続いてきた
第8章 どうすれば戦争はなくせるの?
おわりに―戦争をなくすために
資料 広島平和記念公園におけるバラク・オバマ元アメリカ大統領の演説
著者等紹介
池上彰[イケガミアキラ]
ジャーナリスト。1950年長野県生まれ。1973年にNHK入局。報道局社会部の記者などを経て94年から「週刊こどもニュース」のお父さん役を11年間務める。2005年より、フリージャーナリストとして多方面で活躍中。名城大学教授。東京工業大学特命教授。その他7つの大学で教鞭をとる。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりん
27
戦争ってなに?から始まり、歴史や戦争の背景や、なぜ戦火はやまないのか。知らなかったことや、各国と日本との関係、これからの課題や問題を大いに考えさせられた。まず現状を知ること、そして考えることから始めたい。小さな声を周りに広げて世界に広げて世界の人々を動かす。環境活動家のグレタさんの活動に感銘を受けた。2021/07/18
みゃーこ
21
本当に自分のことだけ、自分の国のことだけを考えたら戦争になってしまう。世界はこれまでも今現在もずっと戦争を繰り返してきたが、世界は、いや、地球は、今「待ったナシ」の環境問題を抱えている。SDGsをはじめとして今私たちは地球民族として1つになり、目標に前進を始める時だと思った。日本のこれまでの戦争の歴史、犠牲者こ歴史を無駄にしないため、まずは私から始められることは何かと考えた。「私たちは微力だが、無力ではない」との言葉が刺さった。戦争に巻き込まれて犬死にするくらいなら平和への非暴力の抵抗を選ぶ2022/07/17
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
20
池上彰によって中高生向け(かな?)に書かれた戦争の歴史。 平易で読みやすくわかりやすい上に、読者に「戦争をなくす方法」を主体的に考えさせる、良い本でした。 今ハマってる「Warroom」というボドゲ(第二次世界大戦をロールプレイするゲーム)に臨むにあたり、歴史的知識がなさすぎてなかなか引け目を感じていたのですが、うまい具合に補完できたのも良かったです。2023/02/17
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
『おすすめ!日本の子どもの本 2022』JBBY選 で紹介されているノンフィクション。 近現代の戦争について知ることができる。池上さんの「戦争は人間が始めるもの…それならば人間がやめることもできる」が心に響く言葉です。2023/05/02
mintia
11
中高生に向けに戦争について書かれた本。戦争については知れば知るほど肯定することはできない。2021/07/20
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