内容説明
玄奘三蔵の一行は、山中に建つ立派な寺を見つけた。天竺の大雷音寺に似た「小雷音寺」という名の寺だった。大殿に近づくと、ガッチャーンと大きな音がして、孫悟空は、鐃〓(にょうはち)の中に閉じ込められてしまう。ニセものの寺で悪事をはたらく、妖怪の正体は…?世界最強のファンタジー・アドベンチャー「西遊記」第13弾!!
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年東京に生まれる。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を受賞。1988年『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞を受賞。1991年「路傍の石」幼少年文学賞を受賞。2013年『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞
広瀬弦[ヒロセゲン]
1968年東京に生まれる。絵本、本の挿絵などを数多く手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kokotwin
2
いくつ乗り越えても、新たな怪しいものが現れる。悟空と悟浄の判断力はすごいなぁ。お師匠のどこまでも懲りない性格も貴重かなぁ。お弟子さんを信じる心はすごい。 悟空の心情、なかなか深いなぁ。2022/09/21
はちがみっつ
2
弥勒菩薩の所から逃げ出した童子の変化した妖怪の話と、沙悟浄と玉竜が蟒蛇を退治する話の二話。 どちらも悟空は結局は優しい。天の理と人間界では考え方が違う、その中で素っ気なくも筋を通す為の優しい嘘を突き通す悟空。 沙悟浄が珍しく主役級の活躍。2020/07/14
mana
0
1人読み2021/05/27
joyjoy
0
「ああ、自分は自分は修行しているなどと思うような修行は、そもそも修行ではないのです。修業とは日々の暮らしの中で、自然にするものです。そう思いませんか、大聖。」いいね、弥勒菩薩。2019/07/23