内容説明
ウグイスが1日に200回鳴くって知ってた?鳥の声をさまざまな視点から解説し、4コママンガとともに紹介。
目次
声の科学編(「ホーホケキョ」の意味;ウグイスは1日に2000回以上鳴く;「ホーホケキョ」を音から科学する;「ホーホケキョ」は春を知らせる声;「ホーホケキョ」以外のいろんな鳴き方;ウグイスは本当に「ホーホケキョ」と鳴く?)
日本人と鳥編(1000年以上前の日本人とウグイス;江戸時代の日本人とウグイス;近年の人の暮らしと鳥の言い伝え)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chimako
91
里と山の境目のような我が家の周りにはたくさんの鳥たちが見られる。鳴き声を聴いてわかるのはウグイス、カッコー、オナガ、ガビチョウ、スズメ、カラス等々・・・姿を見られるのはもっと種類も多いが見つからないのが超有名ウグイス。先日庭の植木(刈り込んでないのでボサボサ)で鳴いていて驚いた。初めて姿を見た。それも一瞬ですぐに目の前の藪に飛び込んでしまった。著者は鳥が好きで好きでたまらないんだろうな。自分の好きなことを仕事とし(何と就職先は日本野鳥の会)、思う存分鳥の観察を続けられた幸せな方だ。色々書きすぎた感有り。2020/06/08
☆よいこ
58
知識の本。小学校高学年から中高生向き。▽ウグイスに注目し、鳴き声を科学的に説明する[声の科学編]と、万葉集の時代から現代までの人と鳥の関係について考察する[日本人と鳥編]の二部構成▽他の鳥との違いについて丁寧に説明されてる。▽確かに「ホーホケキョ」と言えばウグイスだが、子どもはウグイスとホトトギスの違いがわからない。鳴き声は有名だが、現代っ子はそもそも鳥を知らなすぎる。物語だけでなく、このような知識の本を読み通せる子どもに育ってほしい。2020/03/04
トリオネア
56
昔の人達は鳥をよく観察している、歌に詠まれてて風流です。鳥好き清少納言が最も可愛いと思ったのは、オウム。野鳥の観察は、本来の自然保護にもつながる。2020/01/28
和草(にこぐさ)
17
もう少し暖かくなったら聴こえてくる鶯の鳴き声。なかなか姿を見ることはできないが、鳴き声に癒されている私です。2021/03/05
らびぞう
11
「ホーホケキョと鳴く鳥は?」と聞かれたら、「ウグイス!」と答えられるが、小枝にとまっている鳥を見て、「何鳥?」と聞かれたら、「ウグイスは、鶯色だから。。。あれ?あれはメジロ?」と言う具合になると思う。古の頃より、歌にも詠まれ、親しまれている感があるが、この本を読んで、ホントに知らなかったと実感する。折しも3月、ちょうどこの本を読んでいる時に、姿は見えないが、「ホーホケキョ!」の声を聞いた。訛りのない「ホーホケキョ」だった。2020/03/28