内容説明
市役所につとめるヌラリヒョンパパをたずねてきたのは、タヌキのカップル。若い二ひきのために妖怪一家が、夢の結婚式を応援します!
著者等紹介
富安陽子[トミヤスヨウコ]
1959年東京都に生まれる。児童文学作家。『クヌギ林のザワザワ荘』で日本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞受賞、『小さなスズナ姫』シリーズで新美南吉児童文学賞を受賞、『空へつづく神話』でサンケイ児童出版文化賞受賞、『やまんば山のモッコたち』でIBBYオナーリスト2002文学賞に、『盆まねき』で野間児童文芸賞を受賞
山村浩二[ヤマムラコウジ]
1964年愛知県に生まれる。アニメーション作家、絵本画家。アメリカ・アカデミー賞(映画芸術科学アカデミー)会員、東京芸術大学大学院映像研究科教授。短編アニメーションを多彩な技法で制作。第75回アカデミー短編アニメーション部門にノミネートされた「頭山」は有名。『ちいさなおおきなき』(夢枕獏・作 小学館)で、第65回小学館児童出版文化賞、『くじらさんのーたーめならえんやこーら』(内田麟太郎・作 鈴木出版)で第22回日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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anne@灯れ松明の火
31
新着棚で。九十九さんシリーズ8。ウエディングって誰の?と思ったら、タヌキのカップルだった。ふたり、ならぬ二匹の幸せのため、一肌脱ぐ九十九さん一家と地域共生課の面々。ホント、いい人といい妖怪たちだ♪ もちろん、途中ではいろいろトラブルは発生するけれど、上手に収まり、さすが! 披露宴のご挨拶「短気をひっこめ、おだやかに。ため息つかずに、にこにこと。怠慢禁物、いつもこまめに。短気、ため息、怠慢、この三つのた抜き……タヌキでまいりましょう」に、人間夫婦もこれが大事と、頷いた(笑) 2019/04/29
izw
8
妖怪一家九十九さんシリーズ第8弾。妖怪と人間が共生している化野原団地に住むタヌキの結婚式を執り行うことになった。娘の婿がビッグだと見栄を張ったばかりに、山から両親をはじめ多くのタヌキと妖怪がやってくることなり、慌てて市役所の共生課に相談しにきたのであった。いつものようにすんなりとはいかないが、何とかなるところがこのシリーズのよいところである。2019/04/29
れな@がんばれレバンガ
7
女神さん一家のことが分かって面白かった。短気、ため息、怠慢の3つのた抜きが幸せな結婚生活の秘訣。2019/10/20
つき
7
今回も、ドタバタ大騒ぎで化野団地は休まることがないなあ。でも、楽しそう。やまんばあちゃんとマアくんの自由人っぷりがとてもいい。2019/04/16
hautan
5
図書館本。シリーズ8作目。女神さんのアイディア炸裂。 神社で繰り広げられるドタバタ劇。 ご実家の方達が兎に角良い人達でほっこりしました 狸たち猫やカラスらが疲れて休憩している二ページにわたる 絵はぎょっとしたけど、よく見たら可愛かった♪ 九十九さんの悪戯マアくんとおばあちゃんは何時も通りの パターン。最後の狸ちゃん3匹を捕まえてくれたのは 良いけど食べようとしちゃ駄目~2022/08/19
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