内容説明
「おれたちはまたどうどうとたたかおうじゃあないか」しとめたくてしかたがなかったはずのあいて、残雪がとびさるすがたを見まもりながら、大造じいさんは大きな声でよびかけます。かりゅうどとがんの、てきみかたのかんけいをこえた、あつい交わりをえがいたお話です。
著者等紹介
椋鳩十[ムクハトジュウ]
1905年長野県生まれ。法政大学卒業。受賞歴に『片耳の大鹿』で文部大臣奨励賞『孤島の野犬』でサンケイ児童出版文化賞・国際アンデルセン賞(国内賞)『マヤの一生』『モモちゃんとあかね』で赤い鳥文学賞・児童福祉文化奨励賞、“母と子の20分間読書運動”でモービル児童文化賞など。1987年没
あべ弘士[アベヒロシ]
1948年北海道旭川市生まれ。25年間旭山動物園の飼育係としてさまざまな動物を担当。『あらしのよるに』で講談社出版文化賞絵本賞・産経児童出版文化賞JR賞『ゴリラにっき』で小学館児童出版文化賞『どうぶつゆうびん』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞『宮沢賢治「旭川。」より』で産経児童出版文化賞美術賞受賞など。ほか作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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