出版社内容情報
西東亭ひろし丸という架空の落語家が語る、創作落語。
演目は、
第一席 「初お目見えごあいさつ」
第二席 「名人」
第三席 「さん」
第四席 「四字熟語」
第五席 「運命」
第六席 「菩薩」
第七席 「狐」の7つ。
お題にあわせた、さまざまな小噺を、洒落と教養を盛り込みながら、縦横無尽に語ります。
内容説明
西東亭ひろし丸が古今東西の話題を縦横無尽に語ります。出し物は、ぜんぶで七席、どこから読んでもかまいません。洒落のなかにも教養あふれる、魔術のような話術をお楽しみください。
目次
第1席 初お目見えごあいさつ
第2席 名人
第3席 さん
第4席 四字熟語
第5席 運命
第6席 菩薩
第7席 狐
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年東京に生まれる。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を受賞。1988年『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞を受賞。1991年「路傍の石」幼少年文学賞を受賞。2013年『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞
森田みちよ[モリタミチヨ]
愛知県生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
79
西東亭ひろし丸さんの、ダジャレ、薀蓄、ヘリクツ落語。児童書だけど、子どもに分かるのかな?というネタもちらほら。正直 やっつけ仕事に思えた。「ルドルフ」がちらっと出てきたところはちょっとテンション上がったけど…。テンポの良さでさらっと読めるので、落語の楽しい雰囲気を知るにはいいかもしれない。2016/07/15
ヒラP@ehon.gohon
14
落語のような展開ではなく、間違いなく漫談の世界です。 しかもかなりのハイグレード。 雑学博学のオンパレードなので、素直に笑い続けられる人は、相当な知識人に違いありません。 子どもに話して聞かせたら、「何でなんで」と質問攻めに会いそうです。 ここはいかにもわかった風を装って、ニンマリ笑うくらいが丁度良いかも知れません。高学年向けとみました。2017/04/30
しーまま
14
西東亭ひろし丸さん、面白いです。子どもはコレわかるのかなー。2016/02/27
izw
10
最初、バタバタと話題が変わる話ばかりで、なんじゃいな、と思いながら読んでいましたが、だんだんとこんなスタイルの落語もよいかな、と思えてきました。2016/04/03
ルピナスさん
2
正直、斎藤洋さんは普通の本の方が面白いと思ってしまいましたが、私は落語が大好きなので、落語の魅力を広める試みには拍手を送りたくなります。最近、ありがたいことにZoomで古典落語や講談を聴く機会がありましたが、内容もさることながら間合いとか口調とか、生身の人間の語る迫力ある面白さ。私も本書を用いて真似事ながら落語読み聞かせを久しぶりに試みました。子供達も大きくなり唯の自己満足の世界になってしまいましたが、君達は『えほん寄席』で育ったんだぞ〜。2020/10/04