内容説明
「えいっ」それは、まほうのことば。とうさんがとなえるとステキなことがおこります。「ぼくもやってみたい!」くまの子は、かんがえました…
著者等紹介
三木卓[ミキタク]
東京都生まれ。詩集『わがキディ・ランド』で高見順賞、『鶸』で芥川賞、童話『ぽたぽた』で野間児童文芸賞、『イヌのヒロシ』で路傍の石文学賞、評伝『北原白秋』で毎日芸術賞など受賞
高畠純[タカバタケジュン]
愛知県生まれ。『だれのじてんしゃ』でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、『オー・スッパ』で日本絵本賞、『ふたりのなまけもの』で講談社出版文化賞絵本賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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♪みどりpiyopiyo♪
68
とうさんのかけ声は、まほうの声。「えいっ」と とうさんがとなえるとステキなことがおこります… ■楽しい童話絵本を読みました。さっきの『とうさんのまほう「えいっ」』の1作目と同じ物語です。■絵は高畠純さん。お口あんぐり 驚いたり思案したりするくまのこが愉快です。ビビッドな街の様子も活き活きとして。■三木さんは1冊毎に「作者のことば」を添えてるのかな。ちょっとクスッとしちゃいました♪ ■とうさんって すごいんだね。くまのこと とうさんの触れ合いを描いた、かわいいおはなしでした。(1996年。絵 2015年)2019/06/08
Kawai Hideki
65
お父さんが「えいっ」と言うと、信号の色が変わるし、星だって出てくる。すごいなあ、というお話。まあ、お父さんとしてはタイミングをはかって「えいっ」と言っているだけなのだが。これは、私の父親もよくやっていた。切符の券売機でも「えいっ」。最後は子供が「えいっ」。こうして、父の技は受け継がれて行くのだった。2016/10/02
かおりんご
35
絵本。これ、あるあるです!私も、くまのお父さんみたいに、子供に魔法使いって信じさせてますもん。ほほえましいお話でした。2015/08/05
長くつしたのピッピ
28
お父さんの魔法、とても素敵。親は子どもにとって信頼できて頼もしい存在でありたい。 未就学の子どもは、親の言う事をなんでも信じてくれる。ふざけて夢のある親でいたいと思って子育てをして来た。最近の子どもからの誉め言葉「ムダに大丈夫と言って貰うと大丈夫と思えた」この熊の父さんも子育て中の自分と重なり共感できる2021/06/18
長くつしたのピッピ
19
去年読んだ時は、色々な事を理解していたけれど、今年は理解できない子どももいて、残念。あえて言葉にして、伝えるのは無粋なのでいつか子どもが気づいてくれたら嬉しい。このお父さんは、とても好き。2022/06/23