オウリィと呼ばれたころ―終戦をはさんだ自伝物語

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オウリィと呼ばれたころ―終戦をはさんだ自伝物語

  • 佐藤 さとる【著】
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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784652200506
  • NDC分類 K910
  • Cコード C8093

内容説明

戦争が終わり、「コロボックル物語」の作者が「ふくろう坊や(オウリィ)」と呼ばれていた時のお話。短編童話『クリクルの話』『大男と小人』所収。

目次

生い立ち
別れ
卒業式
仮入所式と精密検診
横浜大空襲
母の決断
倶楽部
出発
北上記(東北本線;東北本線の続き;青函連絡船)
北海道〔ほか〕

著者等紹介

佐藤さとる[サトウサトル]
1928年、神奈川県横須賀に生まれる。早くから童話を志し、児童雑誌の編集などに携わるかたわら1950年、長崎源之助、いぬいとみこらと同人誌「豆の木」を創刊。1959年、初の単行本『だれも知らない小さな国』を出版し、毎日出版文化賞・日本児童文学者協会新人賞・国際アンデルセン賞国内賞などを受賞。その後「コロボックル物語」シリーズは1987年の『コロボックルむかしむかし』まで計6作品を発表、現在まで読み継がれている。1967年『おばあさんのひこうき』で野間児童文芸賞・児童福祉文化賞(厚生大臣賞)などを受賞。1988年、厳谷小波文芸賞受賞。2007年、『本朝奇談 天狗童子』で赤い鳥文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りつこ

40
私が子どもの頃に本を読んでこれはなんという人が書いたんだろうと初めて作者名を確かめた作家が佐藤さとる。コロボックルの物語には本当に衝撃を受けたし私もいつかこんな物語を書いてみたいと思った。そんな佐藤さとるさんの自伝。穏やかでユーモアのある人柄が滲み出ていてとても良かった。戦争や終戦後のことも辛かったとか苦しかったとは書かずに、むしろ楽しみだったことやよくしてもらったことを淡々と書いている。価値観がひっくり返る世の中を目の当たりにしながら胸のなかに閉まっていた物語を取り出すところには涙が出た。2015/03/21

杏子

16
戦中、戦後と大変な時期につねに創作のことを忘れず、書き続けてこられた佐藤さん…すごいことと思う。生きていくだけで大変だろうに。キチンボーイからルームボーイ、そしてカレッジボーイへと移り変わっていく人生の変転。とても興味を惹かれました。日本のフェアリー・テールズを創ろうとされていたこと、本当によかったと思います。おかげで様々な物語が生まれました!2014/12/06

ぱせり

14
青春期のほの明るさは、どん底から立ち上がる逞しさよりも、内側から駆け出してくる「夢」たちのの明るさのせいに違いない。表紙には、作者が若い日に描いた小さな人がいる。指さす先はきっと未来。童話作家の書くエッセイだもの、最後はおとぎ話の「めでたしめでたし」が待っているはず、と期待させてくれるのもうれしい。 2014/12/13

葉っぱかさかさ

12
戦中戦後の生活が、誇張なく日常として語られていて興味深かった。人生は、何をしたいか、何ができるかを考えていれば、向かうべき方向へと流れていくのだなぁと思いながらも、悲惨を描けばキリがないのだろうけれど、とも考える。物語を描く人として、何を書こうとしているのか、何を伝えたいのか、それが自分の内にあるのかないのか、そこなんだろうなぁ〜。この本から、いろんなモノを受け取ったような気がします。2015/06/26

ワッピー

10
佐藤さとる氏の2年間の終戦前後の記録。戦局は悪化し、空襲・病気・疎開も経験し、その後、米軍のアルバイトにも携わりと山谷があるのに、現代からの振り返りのゆえか、もともと強靭な心を持っているのか、テンションにぶれがありません。同時並行的に章末にのせられた太字の日記もあとがきを見て初めて意味が分かり、あわてて読みなおしました。子供のころに夢中になった「コロボックル」はこんなふうに誕生したということも初めて知り、感無量です。「児童文学界の2大遊び人の一人」(H・S先生談)と言われた佐藤氏はこんな人だったんですね。2015/01/31

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