出版社内容情報
一万年の時をさかのぼったダヌー・タリス。次の王座は、ダークエルダーの手に渡るのか、あるいは、伝説の双子のものになるのか?『ひとつは世界を救い ひとつは世界を破滅させる』――その予言の真実が明かされるとき、ソフィーとジョシュは、ついに運命の選択をせまられる……。
内容説明
一万年の時をさかのぼったダヌー・タリスでソフィーとジョシュを待ち受けていたのは、思いがけぬ“両親”との再会だった―そのダヌー・タリスでは、人類に味方するアテン王が投獄されていた。それは、歴史を塗り替えようとする王母バステトたちの陰謀だった。次の王座は、ダークエルダーの手にわたってしまうのか?それとも、“両親”によって計画されたとおり伝説の双子のものになるのか?『ひとつは世界を救いひとつは世界を破滅させる』―その予言の真実が明かされるとき、ソフィーとジョシュは、ついに運命の選択をせまられる…。
著者等紹介
スコット,マイケル[スコット,マイケル] [Scott,Michael]
アイルランドでもっとも成功した作家のひとり。神話や民俗学に造詣が深く、ファンタジー、SF、ホラー、民話など幅広い作風で人気を博している
橋本恵[ハシモトメグミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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烟々羅
18
最近、伝説は自然に成就するものではなく、意図して流布した黒幕が計画した噂にすぎないというリアリスムがファンタジー分類の作品にも多い。長い作品だったが私は満足したな。息が長すぎてついていけないって読者がいるのも、まぁわかる。東西の娯楽作品への位置づけの差だろう。たとえばアルカトラズに上陸して「ここから生きて出られないことに気づけ」というのもきっと監獄として扱った古典があることを下敷きにしたギャグなのだろう。知らなくても、そこに下敷きがあることを逆に想像して愉しめるかどうか。 評価はたぶんそこで分かれる2014/03/29
やちゃ
14
壮大なスケールの物語だけれど、終わり方は唐突すぎ(>_<) 闘いが至るところで繰り広げられて、収拾がつかなくなってるし〰 もう少しまとめる事は出来なかったのかなー!? 最後の6巻…いろんな意味でちょっと残念。「マレスユ」の正体が一番の驚きだった‼2015/09/08
AR読書記録
5
ふわ〜、終わった終わった。こういう時間を行き来する系のものは、もう一度読み返すと「ああ!」となることも多いかと思うけど、そこまでしとくかという気にはなってないな。とりあえずこの大量の登場人物と設定に始末をつけて、ご苦労様という感じで。2016/05/08
にま
5
シリーズ最終巻。あー、そういうオチね〜という感じ。長く引っ張ったわりには、落ち着く所はそこ?というきもしないではないですが、とりあえず完結ということで。こういう終わり方にするならもう少し違う展開があってもよかった気もします。これまでと違って、最終巻、走り過ぎ(笑)。2014/03/16
たまちゃん
4
アルケミストシリーズの最終刊で期待して読んだのですが、いまひとつ話にまとまりがなく「で、どうなの!」ってつっこみたくなる感じが残ります。もしかしたら私の理解度が低いのかもしれませんが・・・2014/02/23