名作童話集
ぽたぽた

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  • サイズ A5判/ページ数 143p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784652200032
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

まっしろい画用紙、コップについたジュース、風にひるがえる洗濯物
、カラス、のらねこ・・・。これらのどれもが身近だった幼い頃の日々。幼児の時間と空間を生き生きと綴る会心の短編集。

内容説明

みぢかなものや生きものと豊かに交流するこどもの時間を描く名作童話集。第22回野間児童文芸賞受賞作。

著者等紹介

三木卓[ミキタク]
1935年東京生まれ。作家・詩人。『わがキディ・ランド』で高見順賞、『鶸』で芥川賞、評伝『北原白秋』で毎日芸術賞など受賞。児童向けの本では、『ぽたぽた』で野間児童文芸賞、『イヌのヒロシ』で路傍の石文学賞受賞

杉浦範茂[スギウラハンモ]
1931年愛知県生まれ。イラストレーター・デザイナー。1961年毎日広告総理大臣賞受賞。1979年『ふるやのもり』で小学館絵画賞、1983年『まつげの海のひこうせん』で絵本にっぽん大賞など受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おはなし会 芽ぶっく 

14
教育出版国語 3年生 【平成27年度教科書掲載本 令和2年度教科書掲載本】 【のらねこ】 三木卓さんといえば詩のイメージでしたが、童話も書かれていたんですね。思い込みでした(;^_^A 『ジュース/ビー玉/うんこ/画用紙/ぽたぽた/写真/からす/もけいひこうき/あめ/せっけん/川べ/びょうき/とけい/たんじょうび/かげぼうし/のらねこ /いぬ/うらおもて/てぶくろ』 リョウくんという小さい男の子の身の回りにあるモノとのおはなし。2020/03/17

みーまりぽん

11
幼い男の子が身の回りのあらゆるものと仲良く交流している姿を描く掌篇作品集。 相手は猫や犬、カラスであったり、かげぼうしやポストであったり。 なんだったんだろ、あれ・・・って幼い頃の出来事の記憶がうすぼんやりと1つ2つ心の中に揺れていますが、それに似た手触りのお話たちでした。 そして、「さっきうんこから電話があったよ」と応えるお母さん、素敵だなぁと印象に残っています。 割と最近こういう感じをなにか読んだ気がしてましたが・・・ 児童書でなくて、原民喜さんの「幼年画」かな(^-^) これも児童より大人向けかも。2017/10/15

頼ちゃん

6
「のらねこ」が3年生の教科書にのっています。幼いリョウくんをめぐる短編集。ちょっと不思議な話が多いけど、幼い子の心の中はこんなかも。「びょうき」が熱だしてるときって、ウツラウツラしてこんな夢見るよねと思って面白かった。2017/07/22

Goblin_Tale

5
幼稚園に入る前の幼い男の子が体験している世界です。身の回りのものと自然におしゃべりしています。優しい温かみと同時に子供のたくましさも感じる世界観です。「びょうき」「のらねこ」が特に印象に残りました。2022/06/24

らびぞう

4
小さい頃には、家で飼ってる犬と勝手なお喋りをしたり、人形相手にごっこ遊びをしたり、庭に咲いてる花にも話しかけたりしたものだ。きっと、この時には、「声」が聞こえていたのだ。この本の主人公のリョウも、さまざまなモノと会話が出来る。ちょっぴり微笑ましく、そうして、ちょっぴり怖い。「しゃしん」は、考えさせられてしまった。最後の「てぶくろ」は、ちょっと怖いんですけどぉ。2021/09/20

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