ぼんぼん (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 429p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784652079874
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

大阪大空襲をくぐり抜けて…。日本とアメリカが戦争をしていたころ―少年の伸びやかな視点から戦争の日々を描く。

著者等紹介

今江祥智[イマエヨシトモ]
1932年大阪生まれ。同志社大学文学部卒業。中学教師、児童図書編集者をしながら執筆活動に入る。1968年、京都に移り、聖母女学院短大で児童文学を講じる。50歳から執筆に専念。童話や小説から翻訳や評論まで幅広く手がける。『ぼんぼん』で日本児童文学者協会賞、それに続く『兄貴』で野間児童文芸賞、『おれたちのおふくろ』『牧歌』を含む「ぼんぼん四部作」で路傍の石文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

30
大阪の戦時下を子供(小学4年)の視点で語られた小説。女の子を意識しだす年頃にプラネタリウムやクラシック音楽を楽しむ余裕さえあった時代が暗雲に見舞われていく。順調に滑り出した人生が、急激に下降していく。児童文学との事だが400ページを超えすかすかの中身でなく、大人が読んでも深みのある作品。戦争の生々しさ、家族が亡くなっていく様子など考えさせられる。3部作の第1作であるという。2019/05/19

あられ

3
今江祥智という名前に覚えがあると手に取った バンサンか!と…淡々と物語は進む 大阪のぼんぼんの文明開化な生活が、思想的に、暮らしぶりにも戦争によって右に左に変化が起こる 時勢に合わせながらも腹の中でふつふつと揺れている 変だな変だなとみんながどこか変だと感じながら生きていたんだな…次作も読みたいと思う2022/07/31

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