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内容説明
大欧州からの渡米船にわく大江戸で、密かに犬族のかかる謎の病いがはやりだす。妖怪だらけの魔都・大江戸でかわら版記者・雀は走る。
著者等紹介
香月日輪[コウズキヒノワ]
和歌山県に生まれる。「地獄堂霊界通信」シリーズ『ワルガキ、幽霊にびびる!』で日本児童文学者協会新人賞を受賞。『妖怪アパートの幽雅な日常(1)』は産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞し人気のシリーズとして全10巻で完結した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
51
前回大浪花で修繕屋さんに案内してもらったので、今回は外界から来た船を見物に来た修繕屋さんを雀が大江戸を案内するの巻。遂に現れた(多分)上様の佐保風は男、女、大人、子供、変幻自在の不思議な存在で、どうやら鬼火の旦那の連れというか連れ合いみたいな関係のようだ☆そして雀は3年大江戸にいるのに14歳半くらいとは、もしかしてこちらでは6倍くらい長生きする⁇物も100年経つと付喪神になるんだから、雀も何百年生きる間に何か力を身につけるかもねぇ☆2015/06/09
ひめありす@灯れ松明の火
47
誰と、どんなふうに食べるのかで食べ物って全然違う味がする。食べる事を意識しなければ、それはただの栄養素の塊で。食べる事の意味を考えればそれは命の讃え歌となる。大浪速から修繕屋さんがやってくる。お返しとばかりに張り切る雀。二人の可愛い初花と佐保風も連れて、一行様はぶらり舞ったり大江戸見学。魔狼は最後にちょっぴり出てくるだけですが、まあそれと関わらず楽しいお話。今回は雀の年齢がついにわかったり、ちょっぴり恋のときめきがあったり、少しずつ前に進み始めている印象でした。2012/05/16
sora
40
犬(狼は親戚?)好きの私としては、犬が伝染病を広げたというくだりは、ちょっとショック!でも、そこを除けば修繕屋の女装は楽しめたし、百雷の妹もかわいかったです。そして、可愛い彼女が大変身して、手柄を立てるんです。2014/12/07
くぅ
26
前作出てこなかった百雷さんを中心に犬に化ける方たちを襲う災厄がメインの今作。フェンリルをやっつけるときの情景が浮かぶとなんだかステキ(^^)佐保風は結局なんだったんだ?上様じゃなかったの?ムー(´-ω-`)また出てくるかしら?♪何気にかなり前半の雀の食に対する意識が変わったという頁がよかったな〜。食べることは素晴らしいヽ(*´▽)ノ♪2014/09/16
秋製
24
大浪花から「修繕屋」が遊びに来るとの知らせを受け再会を待ちわびる雀。同僚の記者ポーの故郷から来る「渡来船」をみんなで見物する事になり、見物先でまた新たな出会いを果たす。「修繕屋」の変身ぶりに目を丸くしたり、「魔狼」と呼ばれる人の世で言う病気みたいな現象が発現したりと大江戸は大変な騒動に見舞われる。話の最後の方で雀の想いから作られた瓦版。それが広がっていく風景に心打たれる思いがした。2013/04/14
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