感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
2
真にティーンエイジ向け恋愛小説の手本の様な作品だ。物語事態は複雑ではなく、単純な部類に入る。通常、この類いの物語では平板的で退屈なものになりがちたが、そうならないのが、流石ウィルソン!プロットを多重構造にすることにより作品に奥行きを持たせている。先ず主人公シルビィのプロット。次にボーイフレンドのカールのプロット。そしてシルビィの母親のプロットと、少なくとも3つのプロットが同時進行していく展開であり、且つ、終始シルビィの視点で描かれるため、相手が何を考え、どう行動するか、分からない事が物語を面白くしている。2013/11/06
チョコ大福
2
切ない。みんな、切ないよ。オトナになっていくっていうのはしょうがないのか。愛情はいつか壊れる事があるけど、友情という名の愛情は壊れる事もないから……。2010/02/04
道錬
1
年齢そのものの葛藤場面と、社会的な問題とがガラスというものを通して静かに伝わってくる。2017/03/28
aoi
1
勧められて、押し付けられて? 取り敢えず読んだけど あまり好きになれなかった10代は 好きなのかな? タイトルは気になるはずだけれども・・・・2015/09/29
ハミーネス
1
とっても良かった! 隣の家に住んでいる、幼馴染の男の子。二人だけの空想の物語を共有してて、結婚する約束もしてて……。でも、彼には秘密が! あー、切なかった。主人公のシルヴィのカールへの純粋な愛情に打たれました。児童書でここまで書いてしまう作者に脱帽。さすが! 壊れても、また新しい形で恋も友情も作り上げることができるんだね。 個人的には、カールの兄貴の登場で、ラストはほっと安心。シルヴィイには、ジェイクがいいんじゃない?!2011/03/20