水のしろたえ

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784652079294
  • NDC分類 K913
  • Cコード C0093

内容説明

亡くなった母が残した“水のしろたえ”とは?真実を知る父はエミシ討伐に旅立ってしまった。水の屋敷が燃えて以来、真玉の運命は大きく動き出す…。父のゆくえは?母のふるさとは?自らのルーツを求め、生きる場所を探す少女の半生。「羽衣伝説」を下じきにした平安朝歴史ロマン。

著者等紹介

末吉暁子[スエヨシアキコ]
神奈川県横浜市生まれ。三歳の時に静岡県沼津市に移る。児童図書の編集者を経て作家活動に入る。『星に帰った少女』(偕成社)で日本児童文学者協会新人賞、日本児童文芸家協会新人賞を受賞。『ママの黄色い子象』(講談社)で野間児童文芸賞、『雨ふり花さいた』(偕成社)で小学館児童出版文化賞受賞。その他の作品に『地と潮の王』(講談社産経児童出版文化賞推薦)など多数。他にNHK教育テレビ「ざわざわ森のがんこちゃん」の脚本を執筆

丹地陽子[タンジヨウコ]
イラストレーター。書籍装画や雑誌カット等を中心に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆうら

5
羽衣伝説を下敷きにした、和風ファンタジー。自分の出自に関係する「水のしろたえ」を探す真玉。父を亡くし、屋敷は焼かれるが、人に助けられ成長する。最後に彼女が選択したのは・・・。ふわっとした面白さ。その後どうなったのか知りたい気持ちが残る。2019/06/02

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

2
丹地陽子さんの表紙のイラストに惹かれて読んだ本。坂上田村麻呂のエミシ討伐と薬子の変に、羽衣伝説を絡めた物語。★★★2008/12/17

hrn

2
平安初期の物語。藤原薬子、坂上田村麻呂、歴史上の人物の描き方が何か物足りなさをかんじる。子供向けにつくられているから?同じころの時代設定の、荻原規子氏「薄紅天女」のほうに軍配を上げる。2009/02/26

kammaki

2
みんな、みんな、いい人。そんな感じ。史実を下敷きにしているのだが、いかにもお子様向き。お姫様ストーリーで、ファンタジーで、しかも歴史ロマン。気持ちはわかるけど、やりすぎだなぁ・・・。2009/01/24

必殺!パート仕事人

1
『地と潮の王』が出版されてすぐこの本の連載を始めた計算。坂上田村麿、アテルイ、モレが出てくる。もちろん真玉が父の行方をアテルイに尋ねたのはフィクションだろうけれど、清水寺に2人の供養塔があるのはホント。清水寺が、帝から田村麿呂に与えられた寺だったとは知らなかった。2020/07/08

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