内容説明
森に捨てられた醜い赤ん坊。ひろったのは魔女。寓話と伝説に彩られた、少年と魔女の数奇な運命。
著者等紹介
グルーバー,マイケル[グルーバー,マイケル][Gruber,Michael]
マイアミ大学で海洋生物学の博士号を取得したあと、レストランのコック、犯罪訴訟に関する分析官などを経て、ワシントンで政府関係の草稿ライターを長くつとめる。2003年に『夜の回帰線』でデビュー。呪術や神秘的なものと社会的な事件がからみあう作風は広く評価されている。シアトル在住
三辺律子[サンベリツコ]
翻訳家。東京生まれ。白百合女子大学大学院修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
13
いろんな物語のパロディが登場する。2016/05/10
トロピカ
9
児童書ファンタジーとしては重い雰囲気だった。魔女の払った犠牲のなんと大きいこと…でも本人に言わせれば「犠牲なんて検討ちがい。あなたは何もわかってない」とのこと。 クリスマスが近くなると児童書ファンタジーがやたら読みたくなる。図書館からたくさん借りてきたけれど何かと忙しくて読む時間がなかなかとれないまま返却期限になりそう😳💦2022/12/18
みー
7
イライラしながら読んだ。魔女に拾われた醜い顔の赤ちゃん。子育てなど全く知らない魔女は、子守にクマを選ぶ。愛情がなかったわけではない。単に子育てを知らなかったし、知ろうとしなかった魔女。魔女も子守のクマも深い愛情を注ぎ慈しむ。しかし、魔女の独特の育て方は醜い顔の赤ちゃんをそのまま、醜い心の少年→成年へと成長させてしまう。一向に改心しない、学ぼうとしない少年が益々醜く暴走する姿にイライラ!作中に、グリム童話が幾つか差し込まれていてそれは面白かった。でも全体的に、最後は安心できた終わり方だったし、面白かった。2015/09/01
pyo
3
ランプ…糞ガキめ…(笑)2018/12/24
はきと
3
すばらしい物語にはより多くを期待してしまうところがあり・・・それまでの道のりが長かっただけに光が差してからの展開に「都合が良すぎる」と感じてしまう部分もありますが、そういうものなんでしょう。 どうか哀れな母熊に安らぎを。2011/04/12