内容説明
圧倒的な支持を得た前作での、漢字の「かたち」の成立過程の神秘をふまえ、今回新たに、ことばを生み出す母胎としての「音」の謎に鋭く迫る!漢字のなかに本来ひそむ、人間の、自然との豊かなかかわりと、あきれるほどの深い知恵から、現代のわれわれは何を学ぶべきか?小中学校でも開示されはじめた、漢字の真実!中学生以上。
目次
第1章 ことばと世界の誕生
第2章 「音」の正体
第3章 日本の「おと」
第4章 中国の「おと」
第5章 「歌」と「うた」
著者等紹介
山本史也[ヤマモトフミヤ]
1950年、高知県土佐清水市生まれ。大阪の公立高校の国語教諭であると同時に、故・白川静の最後の薫陶を受ける。現在、白川静が所長をつとめたNPO法人・文字文化研究所副所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yurari
3
日本古来のおとは柔らかいイメージ。日本の「おと」、中国の「おと」それぞれの面白さがある。2023/03/05
のすけ
0
古代の「音」にかんする考察を中心とした本。遠い昔に生きていたひとたちが、神霊との関わりをどのように築いてきたのか垣間見た気持ちにさせられる内容。 よりみちパンセシリーズのなかではやや難しかった印象。2016/06/27
gitta
0
白川先生の著書はとても好奇心を刺激され、興奮するものでしたが、ちょっと難しいところもあり。入門編としていいなーと思います。
Rollin'
0
古代の音・声に神秘を聴き取る感性を持ちたいものだ2008/11/29