内容説明
国家も人も、おんなじだ。まちがえたらちゃんとあやまる。深く、複雑な「愛国心」をまるごとそのからだで体験してきた新右翼の雄がみずからの「失敗」を足がかりに示す、「力」よりも「言葉」へ、「正義」よりも他者を受け入れる真摯な「謙虚さ」への、切実な問いとねがいに満ちた軌跡。この社会に生きるすべてのこどもと大人へおくるあるべき「日本のすがた」を考えるための必読書。
目次
第1章 「愛国心」がきみを追い回す
第2章 「右翼」と「左翼」は、ひとりの人間のなかにいる
第3章 少年は「愛国心」で人を殺した
第4章 「宗教」が認めた「暴力」
第5章 気がつけば「ぼくは右翼」
第6章 「お前はつかまりたかったんだね」
第7章 失敗したから、道は開けた!
第8章 でかい「正義」に気をつけろ!
著者等紹介
鈴木邦男[スズキクニオ]
1943年、福島県生まれ。67年早稲田大学政治経済学部卒業、70年同大学大学院中退。70~74年産経新聞社に在籍。72年に、三島由紀夫の「楯の会」の事件に大きな影響を受けた仲間とともに「一水会」を設立する。99年まで代表をつとめるも、その発言がつねに「一水会代表」としての意味を持つことに危惧を感じ、発言の「個人責任」をとるべく、現在は顧問の位置にある。また、河合塾コスモ、日本ジャーナリスト専門学校で講師をしている。プロレス・格闘技評論家としても活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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