よりみちパン!セ
おばあちゃんが、ぼけた。

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  • サイズ B6判/ページ数 173p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784652078259
  • NDC分類 K369
  • Cコード C0330

内容説明

人間は―生まれる/遊ぶ/働く/愛する/死ぬ。しかも、ぼける。ならば、混沌をおそれず、この1冊でぼけを丸ごと学ぼう。

目次

老人ホームは姥捨山!?
生きることにつきあう!
死につきあう?
ふつうに生まれて、ふつうに死ぬこと

著者等紹介

村瀬孝生[ムラセタカオ]
1964年生まれ。福岡県飯塚市出身。東北福祉大学を卒業後、特別養護老人ホームに生活指導員として勤務。1996年2月から、「第2宅老所よりあい」所長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nyaoko

74
『へろへろ』で涙を流すくらい大笑いした。あのエピソードが今でも忘れられないくらい、認知症の方の不可解な行動や言動は面白い。ボケたお年寄りさん達に振り回されつつ、その人の持つ優しさや、甘え、孤独や痛みに寄り添い、一緒に泣いたり笑ったりする日々。この10年で介護方法や認知症の理解も大きく変わったと思う。その、過度期に現場にいた話は非常に貴重だと思う。最期をどこでどう迎えるか、それがとても難しくなってきている時代になった。理想の老後とは、看取りとは何か、それを問いかける巻末の村瀬氏の言葉が印象に残った。2020/03/12

fu

24
「よりみちパン!セ」シリーズ。理想的な介護がここにある。読んでいても、つい微笑んでしまう楽しさがここにはある。お年寄りの時間はゆっくり進む。にも拘わらず、介護する側の事情に合わせてしまったり、時間がないからと急かせてしまいがち。大規模な介護施設ではなかなかできないことだが、介護される側の意志を尊重し、ペースに合わせて、後ろから付き添う村瀬さんの優しさが伝わってくる本。 2014/10/13

ゆーり

21
ヘロヘロの著書村瀬さん主宰の「宅老所よりあい」そこへ通う、もしくは泊まる、挙句は住んじゃう老人たちと介護士さんたちのおかしな交流。たしかにこんな施設は理想郷だろうと思う。色んなところにこんな施設が増えれば、と。でもやはりそこで志を同じくして働ける人がいないと始まらない。個人の歩みに合わせて生活し、死にゆくときにゆっくり死ねる環境。なにより「認知症」になったら人生終わりみたいな考えを無くさないと。ひとつひとつの突飛な行動には必ず意味があるということを。でも私も義父の時はそんなこと思う余裕すらなかったな。2020/04/12

joyjoy

16
中学校図書館本。村瀬さんが、特養と、宅老所「よりあい」で出会ったお年寄りとのエピソードの数々。暮らしのなかでのやりとりをとおしてこそ見えてくるもの。四コマ漫画では到底伝えきれないものなので、漫画ページだけ読むのは禁。94歳マサさんの「泣く」に泣けた。娘や息子に「あんた誰ねぇ」と言ってしまうマサさんだが、――でも決して、マサさんは子どもたちのことを忘れたわけじゃないんだ。夜になると毎晩のように、とうの昔に成人した子どもたちの「「弁当のこと」「お乳のこと」「受験のこと」を心配して泣いているんだから。2023/05/28

ヘレン

16
 「みなさん、はじめまして。ジャンル 暮らし」と書かれたラベルの貼ってある包みから出来てきた本。  寿命や、死に方、そこまでへの生き方が決めれたら良いけれども・・・○十年後の身内や自分の姿は想像がつかないもの。まずは祖父母、両親の老い、介護を受け入れられる所から。年をとれば人間はみな衰える(自然の摂理)。ぼけもまた加齢による生理現象の1つ。心構えはしていたい!   超高齢化社会だけど、将来、特別養護老人ホームに入れるかなぁ? 社会全体で、リタイヤ後の生活を考えていく必要性が現実的に、そこまで来ている。 2016/01/03

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