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よりみちパン!セ
演劇は道具だ

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  • サイズ B6判/ページ数 169p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784652078181
  • NDC分類 K770
  • Cコード C0330

内容説明

自己表現が苦手な人は演劇に向いている。不自由な、かたいからだをぐいっと動かしたときに、きしむ音。それこそが表現というものだから。「演劇」を使って世界や自分やあれこれを考える。いつの日か効いてくる、こつこつ遠回りな演劇入門。

目次

第1章 みる
第2章 すう・はく
第3章 ふれる
第4章 たつ

著者等紹介

宮沢章夫[ミヤザワアキオ]
1956年静岡県生まれ。劇作家・演出家・作家。多摩美術大学では建築を専攻し、映画研究会に入っていた。大学中退後はデパートの屋上遊園地にいることが多かった。やがて友人に誘われてコントの作・演出を手がけ、80年代に「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」で新しい笑いを生み、放送作家としても活躍するが、ある時すべてをやめてしばらくマダガスカルでサルを眺めて過ごす。90年、作品ごとに俳優を集めて演劇を上演する「遊園地再生事業団」の活動を開始。92年、『ヒネミ』で岸田國士戯曲賞受賞。次々と舞台作品を発表し、90年代演劇を牽引する一人となった。2000年から3年間の休止を経て、03年『トーキョー・ボディ』で活動を再開。つねに自らが作った方法を裏切り、演劇という実験を続けている。05年、早稲田大学客員教授就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tui

12
よりみちパン!セシリーズ。古書店を巡りようやく発掘。演劇論というより、人のいとなみや、人と演劇とのかかわりについて、こういうことなんじゃないかなと触れています。断定のしなさ加減が宮沢先生らしい。普段すっとぼけているけど、とても真面目で勉強熱心な方なんだなと感じます。〈なにを質問するか、そして、なにを質問しないかによって、はからずも人は、自分のことを表現してしまいます〉ああこれ私だ。自己紹介のつまらなさを解消する『何周も自己紹介』は、是非どこかでやってみたい。5周目あたり、すごいことになっていそうで。2014/12/30

どらがあんこ

9
いかに私達が演劇というフィルターを通して動きを見ているか教えてくれる。だから演劇は恐ろしい。まさか脱構築が出てくるとは思ってみなかったな…2019/01/05

はんぺん

5
書籍の特性上、とても平易な文章でシンプルに書かれた本。誰にでもわかるようにものを伝えるという才能を、特に演劇関係の人から感じることが多いけど、この本もまたそんな一冊。あまりにも読みやすく、くすりとしながら読み進むと最後のほうはちょっと観念的な話になったりして、わからなくなってしまったり。ともかく「みる」「ふれる」の章はとても面白かった。自分のからだを意識するのに、演劇の手法はすごく有用と思う。教育現場や企業でも、研修とかシミュレーションゲームなんかよりこういうワークショップをやればいいのに。2009/12/15

yarake isuke

4
BF。演劇知を軸に語られる演劇とは。答えはない、提示はある。パラパラと立ち読みしたとき、呼吸法というフレーズが目に飛び込んできたので購入。 自己紹介が苦手な人こそが演劇に向いている。もたれかかる危険性については、自分が仕事に向かう姿勢に照らしあわせて反省。2019/11/24

4fdo4

3
よりみちパン!セのシリーズはなかなか面白いが 本著は星2つだな。 なんかこう、難しいことを無理に子供に聞かせるように書いているのが 逆に分かりにくくなっていて、結局のところ何が言いたいのかが分からない。 出版社が倒産したが、今後はどうなるのだろうか?2015/09/22

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