内容説明
「ドラッグ教育(ダメ!ゼッタイ!)」では、解決しない。いますぐに、あるいは万が一のそのときに、一家に一冊、包み隠さぬ、常備薬!中学生以上すべての人に。
目次
第1章 ドラッグって何だろう?
第2章 さまざまなドラッグ
第3章 ドラッグのやめかた
資料編 ドラッグをやるまえに、かならず思い出してほしいこと(麻薬関連法規;自助グループ;医療機関;ドラッグ関連用語集)
著者等紹介
深見填[フカミシン]
1961年、大阪府生まれ。『こどものためのドラッグ大全』が単行本処女作となる、遅咲きの駆け出しライター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
14
児童書。一方的にドラッグは悪い!というのではなくて、とても中立的に書かれていました。確かに、ダメ!って禁止されれば禁止されるほど試してみたくなるのが人間です。小学生には難しい内容ですが、6年生で薬物の学習をするし、この本を紹介するのもいいかもしれません。2013/09/29
西澤 隆
4
中学生くらいが対象のこのシリーズ。実際に都市部の盛り場近くの子はそれくらいの年齢でもドラッグ対策が必要になることがあるのだろうから田舎での子育てでよかったなとも思う。上京するときには一度読ませておきたい道徳としての善悪以外の「どのクスリにはどんな効果と害があるのか」の知識、そして一度露見するとほぼ一瞬ですべての社会的地位を喪うほどにリスクの高い悪戯であるということ、一度常用した場合日本にはほとんど「治療(=ドラッグから離れるためのトレーニングや施策)の受けられる場所がないこと」などを冷静に説く一冊なのです2016/02/07
mie
4
分かりやすい解説書。知らないよりは知っている方がいいんじゃないかな。誰にでも好奇心はあるから。2012/12/22
イシイアツコ
4
ものすごくニュートラルな視点からドラッグを評しているのが面白い。それにしてもこの本が図書館の子供用の場所にあったことに驚いた。ドラッグに対して、かたくなに否定するわけでも肯定するわけでも称賛するわけでもない自立した視点なので、ドラッグに興味を持ったらまず読んでみるというのも色んな意味で良いかもしれない。2012/07/11
しぃたろ@記録の一部が消失:(
3
タイトルの通り、本書はドラッグ全般を子供向けに分かり易く解説してある。著者はドラッグを肯定する訳でも無く、危険だから絶対に手を出すな!と頭ごなしに否定する訳でも無く、中立的な立場から意見を書いている。しかしドラッグを使用すると逮捕されるというリスクはきっちりと書いてある為、良いと思った。正しい知識を子供の内から持っておくという事は非常に大切だと思う。2014/08/20