内容説明
本書は、「漢字」の成り立ちと、その世界について、みなさんに、できるかぎりわかりやすく読んでもらえるように書かれている。…どうか、この本で、そのゆたかな「漢字」の世界を作り上げてきた中国の人々の苦心の跡を、たずね確かめ、そうして確かめ得たことを、どうか周囲の人たち、また次代の人たちにも伝えていってください。
目次
第1章 初めの物語
第2章 からだの物語
第3章 「さい」の物語
第4章 生と死の物語
第5章 空翔けるものの物語
第6章 「物語」ののちに
著者等紹介
白川静[シラカワシズカ]
1910年福井県生まれ。立命館大学名誉教授、特定非営利活動法人・文字文化研究所所長。1984年から96年にかけて『字統』(毎日出版文化賞特別賞受賞)『字訓』『字通』(すべて平凡社)の三部作を完成させる。98年、文化功労賞受賞。04年、文化勲章受章。ほか、受章多数。中国の甲骨文、金文を分析、いままでの漢字解釈をくつがえし、古代人の生活と意識までにふみこんだ「白川文字学」の体系を打ち立てる。99年より漢字の成り立ちや字義・文字に秘められた精神文化と文字文化についての連続講演「文字講話」を行い、全国からたくさんの聴講者を集めている
山本史也[ヤマモトフミヤ]
1950年高知県土佐清水市生まれ。大阪の公立高校の国語科教諭であると同時に、白川静の最後の薫陶を受け、文字文化研究所の漢字普及特別講師として活躍、白川文字学を広く知らしめることにつとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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