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内容説明
少年・雀は魔都・大江戸に落ちてきた。昼空を龍が飛び、夜空を大こうもりが飛び、隅田川には大みずち、飛鳥山には化け狐、城には巨大なガイコツ・がしゃどくろがすむ妖怪都市にただひとりの人間として…。
著者等紹介
香月日輪[コウズキヒノワ]
和歌山県に生まれる。「地獄堂霊界通信」シリーズ『ワルガキ、幽霊にひびる!』(ポプラ社)で日本児童文学者協会新人賞を受賞、『妖怪アパートの幽雅な日常(1)』(講談社)で産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。大阪市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
39
はるかぜちゃんが虐められてる子に、逃げるのではなく自分に合わない環境なら捨ててしまって良い、時間が勿体無いからと言ってましたが、不遇な生い立ちからグレていた少年が親も人間社会も自分の名前さえ捨てて、妖怪たちの中で生きることを選んだお話し。少年雀が妖怪たちを仲間と思える精神の柔軟性と妖怪さんたちの懐の深さがあって、雀は居場所を自分で見出せた。かわら版屋の雀にとって魔都 大江戸はまたとないワンダーランドだもの☆2015/04/21
くぅ
25
なんか上巻より途端に面白くなってるぞ(^^)若干、児童書向けな話から大人向けに舵をきってきてる感じ。雀が妖怪の世界に残ることを決めて、名前を貰うまでの話は切ないなかにあたたかさがあって良かったなー。雀はまわりの妖怪に大切にされてていいなぁ( *'ω'* )あんまり出てこないけど、鬼火の旦那がなかなか粋な男でいい感じ♪ 出演回数が少なくても壺を心得てらっしゃる(笑)2014/08/28
きーみん
18
下巻では上巻の刺すような淋しさが砕けててほっとした。雀が自分の居場所を見つけて、生きている事が楽しいと感じて日々を過ごせるようになって良かった♪それと、妖怪アパート地下の滝や温泉、お月見の時の場所はこの世界と繋がってるのかな?夢で見に行けるといいのにな〜。2010/05/11
秋製
17
これはまだ「落ちてきた」ばかりの頃の雀の話。この大江戸に残る選択をするまでの話がメインです。2013/04/14
mari
16
上巻では絵本でも♪と思った内容だったのですが、下巻で一気に大人風(?)な内容へと。2014/09/11
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