内容説明
だれがはいてもステキに見える不思議な力をもったジーンズ“トラベリング・パンツ”はレーナ、ティビー、ブリジット、カルメンの４人だけの宝物だった。ジーンズは勇気と愛ときずなをくれた。今年、高校生最後の夏を迎えた。もうすぐ、ちがう道を歩きはじめる。でもそのまえに、それぞれやらなくてはいけないことがある…。めぐりくる３度目の夏に、“トラベリング・パンツ”はどんな奇跡を起こしてくれるのか―。全米ベストセラー。全米の本屋さんから「売って、いちばん楽しかった本」に選ばれたヒット作！心にしみる感動の完結編。
著者等紹介
ブラッシェアーズ，アン［ブラッシェアーズ，アン］［Ｂｒａｓｈａｒｅｓ，Ａｎｎ］
メリーランド州チェビー・チェイスに生まれる。コロンビア大学で哲学を学び、ニューヨークで編集者として活躍。その後、作家に転身し『トラベリング・パンツ』シリーズが大ヒットとなった
大嶌双恵［オオシマフタエ］
北海道生まれ。翻訳家
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
44
４人組、それぞれ体型も性格も違うのですが、人としての根底はそっくり。自分にも周りにも嘘がつけなくて正直で誠実。どんなに傷つくとわかっていても逃げないところがジ〜ンときます。ブライアンは相変わらず素敵で、カルメンにも病院内ボランティアをする優しい彼ができました。暴走しがちなカルメンとビーですが、自らを反省して立ち向かっていく姿は素晴らしい。流されやすいと思っていたレーナも、厳しい父親の反対から逃げずに、努力して勝ち取るガッツをみせてくれました。心が弱った時、４人組の親友以上姉妹未満は最強！2020/06/07
志稀
15
シリーズ三作目。今回は男の子たちも積極的だったな。やはりもう一度読みたい本。2013/01/31
ちくわ村長
11
あれだけ大きかった大人の背中が小さく見える。小さかった子分が立派に見える。そんな時期ってあったよね。周りが年を重ねたぶん、自分も大人になっている。それは世界や人間関係が変わっていくことなんだよね。青いけど大人になった彼女達はもう、変わりゆく事を怖れない。それを受け入れていくことを知っているんだ。2012/03/07
miki
9
きっと少女時代にいるみんなが勇気をもらえ、その時代を懐かしむみんなが感動する本。三年目の夏、また勇気を与えてくれた。2012/10/13
MIHOLO
7
この巻は、あまりパンツに絡まなかった気がする。パンツに勇気を貰わなくても自身で進んでいけるようになってる４人。良くも悪くも思春期特有の自分中心の考え方から徐々に周りとの関係が築けるようになってきたかな。特におとなしめなレーナの闘いを応援した。芸術に進むのは確かに大変だよ。一度の人生悔いなく選択したいものだよな、と青春小説に学ぶ。2022/11/16
