出版社内容情報
アナグラム(つづり換え)や早口言葉、少女の気持ちをときに元気に、ときにナイーブにうたった詩など、著者の第一詩集。全28編。 小学校高学年~中学生
内容説明
声に出して読んでみて…心も体も、ステップ、スキップ、スマイル。ことばの魔術師、石津ちひろ第一詩集。
目次
あした(あした;かわるこころ;ゆきがふる ほか)
そらのコップ(ひかりのうみ;まんまるめがね;うめのみ ほか)
公園で(さくら;ポプラなみき;いつもの… ほか)
ことばあそび(これなあに(アナグラム1)
こばと(はやくちことば1)
みきのとり ほか)
著者等紹介
石津ちひろ[イシズチヒロ]
1953年、愛媛県生まれ。早稲田大学仏文学科卒業。3年間のフランス滞在をへて、絵本作家、翻訳家として活躍中。『あしたうちにねこがくるの』(講談社・日本絵本賞受賞)、『なぞなぞのたび』(フレーベル館・ボローニャ児童図書展絵本賞受賞)などの著書がある
大橋歩[オオハシアユミ]
1940年、三重県生まれ。多摩美術大学油絵科卒業。雑誌、広告等で幅広く活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mntmt
23
詩集。コロコロと柔らかくて、素直な言葉が並んでいました。言葉遊びも楽しくて、思わず、音読してしまいます。「さくら 」 「ポプラなみき」「そらのコップ」などが、心に残りました。2016/11/23
anne@灯れ松明の火
21
テーマコーナーで、タイトルに惹かれて。石津さんの言葉遊びの絵本を何冊か読んだことがあるが、この詩にもそうういうものがいっぱい。タイトルとなった「あした」はまさにそう。「あしたのあたしは/あたらしいあたし/あたしらしいあたし/あたしのあしたは/あたらしいあした/あたしらしいあした」 大橋歩さんの挿し絵が、黒と黄緑だけで描かれている。これがまたオシャレで、詩にもピッタリ。こういうの、大好き(^.^)2014/10/02
anne@灯れ松明の火
15
新年最初の敬老会。先輩スタッフさんから、参加型を褒められていたので、表題作を画用紙に書いていった。いくつか朗読した後、それを全員で音読。早口言葉のようで、ちょっと難しい(横から見て読む私もかみかみ(笑))でも、新年にふさわしい内容でもあるので、喜んでもらえたようだ。2024/01/14
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
3月に講演依頼があり、その地区の小学校の国語科の教科書が光村教育図書なので、本を検索中。『あした』3年生に掲載されています。2024/01/16
遠い日
7
石津ちひろさんらしいことば遊びも取り入れられた楽しい詩集。気取らず、軽妙にことばを転がす。読むほどにわくわくのあぶくが湧いてくる。「そらのコップ」「さくら」「たましい」が好き。気づきが楽しい詩たち。2020/10/08