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ミラクルズボーイズ

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  • サイズ B6判/ページ数 182p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784652077207
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

父と母を次々亡くした三兄弟。働きものの長男。不良になった次男。心優しい末っ子。困難を乗りこえ、絆を深める少年たちの物語。   小学校高学年~中学生

内容説明

ちょっと間が悪いけれど、いろんなことは見えている。悩める12歳の少年ラファイエットが語るファミリーストーリー。ビンボーと深い深い悲しみ、家族の秘密と兄弟愛の物語。2001年コレッタ・スコットキング賞。

著者等紹介

ウッドソン,ジャクリーン[ウッドソン,ジャクリーン][Woodson,Jacqueline]
1964年オハイオ生まれ。トニ・モリスンに触発され書きはじめる。1990年、自伝的小説『マーガレットとメイゾン』でデビュー。1995年『レーナ』がコレッタ・スコット・キング賞オナーとALA全米図書館協会ベストブック・フォー・ヤングアダルトに。1998年『レーナのその後』(仮題)、2000年『ミラクルズボーイズ』を発表。コレッタ・スコット・キング賞に輝く

さくまゆみこ[サクマユミコ]
1947年東京生まれ。編集者、翻訳者、アフリカ文学の研究者として活躍。玉川大学、同大学院非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シュシュ

22
プエルトリコ系の母とアフリカ系の父を亡くした3兄弟。進学をあきらめて弟たちの保護者になった長男タイレー、少年院から出たばかりの二男チャーリーと、三男のぼく。ぼくは、母親が死んだのは自分のせいだと思っている。何度も切ない気持になったが、読後感は良かった。ジャクリーン・ウッドソンの作品は、いつも、社会の弱い立場の人たちにむけて温かいまなざしを持っている。2019/07/09

barabara

2
子供本→本棚2014/06/20

ちゅら。

1
ハーレムに住む、貧しいプエルトリコ系黒人一家。父は公園の池で溺れた犬と白人女性を助けた後、低体温症で他界。3人の兄弟を愛情込めて育てた母は、糖尿病で亡くなる。残された兄弟たちがそれぞれの背負うものに苦しみながらも、逞しく一歩ずつ助け合って前へ進むお話し。子どもに強い心と正しい生き方を与え育てるのが親の役目なのだと実感。そうやって育った子どもは逞しい。大丈夫だ。ジャクリーン・ウッドゾンの描く子ども達はしっかりと顔を上げて前を向いている。読む者を勇気づける小説だ。2012/02/06

ヒラP@ehon.gohon

0
父を失い、母を失い、残された三兄弟の葛藤と心の成長がみごとに描かれています。 優等生の長男、ひねくれて悪に足を染めようとした次男、両親の死と二人の兄に対する引け目を感じる主人公の三男。 三者三様だけども、それぞれに親への愛情を感じます。 父の死も、母の死も事件のようにして描かれ、それに対する葛藤。 なんだかとてもメロウな作品ですが、ジャックリーン・ウッドソンの作品と知って納得しました。 饒舌ではないけれど、どこか醒めた描写、複雑な状況、心理描写をコンパクトにまとめ切れていて、読後感はスッキリしています。 2013/08/07

nekopon

0
ニューヨークのハーレムに住む貧しい三兄弟の物語。それぞれに抱える悩みが痛々しい。けれど兄弟愛が未来を明るく照らしている。2010/10/31

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