出版社内容情報
ゆかいな王さまのお話。ふしぎなひまわりに変な願いをかける表題作と「王さまスパイじけん」の2話。いずれも「ぼくは王さまPARTII」シリーズの第3、第4巻が親本。 小学校低学年
内容説明
ある日、レオドナールというあやしい男がやってきて、王さまに“なんでもねがいがかなう”ひまわりの花をわたします。ところが、思ってもみないじけんがおきて…。
著者等紹介
寺村輝夫[テラムラテルオ]
1928年東京生まれ。早稲田大学政経科卒業。文京女子大学名誉教授。「王さま文庫」主宰
和歌山静子[ワカヤマシズコ]
京都市に生まれる。武蔵野美術大学卒業。児童出版美術家連盟所属
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともブン
8
王さまシリーズ 聞かん坊で気分屋の王さま、自分の子供時代を投影して読んでしまう 何か悪いことが起こると問答無用で責められちゃったことや、なぜそうしたかを聞いてもくれずに叱られたことなんかを思い出し、ついむくれちゃう王さまの気持ちが痛いほど分かる。 とはいえ大人になってみると、おやごころもうっすら分かってくるのだけど(笑) 今回もドタバタ劇、不条理なストーリーの夢を追体験した2篇でした2022/09/06
亮さん
8
レオナルドダヴィンチは、礼儀正しいのか。ずっとクビにされるかどうか気にしてた。不思議なひまわりのおかげで、なんでも思い通りのなる力を手に入れた。しかし、レオナルドダヴィンチに翻弄されて。 この王様シリーズは、いつも不思議なマジックアイテムが出てくる。最初、王様はいつもアイテムの使い方を間違えてピンチに陥る。しかし、終盤、正しいアイテムの使い方をしていつもピンチを切り抜ける。まるで大抵失敗するのび太君の逆だ。2017/07/08