出版社内容情報
家族のなかで愛された美しい子犬マヤ。戦争と食糧不足のために殺されねばならなかったマヤの悲運の一生を描く「熊野犬」他。 小学校中学年~小学校高学年
内容説明
本書には、椋鳩十の動物文学の八編が収録されています。少年太郎と愛犬クロの楽しい日々に、突然の別れがきます。しかし、放浪してのら犬になっても、なお強く結ばれていく「クロのひみつ」。家族のなかで愛される子犬マヤは、美しくたくましい犬に成長し、波乱の生涯をたどる「熊野犬」。物語からは、犬と人間との友愛が深くつたわってきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
井戸端アンジェリか
8
ううう.....泣きすぎてブサイクになってしまった。 創作なのかと思ったら、以前に飼っていた犬の話も盛り込んであるのね。戦時中に撲殺されたマヤ.....うううう゛ー。 犬もお利口ちゃんだけど、登場する飼い主たちも優しくて素晴らしい。犬の良さを再確認させて頂き、椋鳩十先生ありがとう。2015/11/28
くりこ
0
読み聞かせボランティアで椋鳩十をの作品をリクエスト頂いたので読みました。椋鳩十さんの作品は、犬に限らず、生き物や自然に対する畏敬の念が感じられます。5年生の子どもたちに上手くそれが伝えられるかな。2012/10/09