内容説明
長安に遷都した董卓の横暴は、激しさを増す。暴虐に耐えかねた王允は、養女・貂蝉を使い、董卓を討ち取るための、計略をめぐらせる。一方、人材を募り、急速に力をつける曹操は、制圧に向かった先で、劉備との再会を果たす。そしてついに、十万を超す大軍をようして、古今無双の豪傑・呂布との決戦に挑む―。
著者等紹介
小前亮[コマエリョウ]
1976年、島根県生まれ。東京大学大学院修了。専攻は中央アジア・イスラーム史。2005年に歴史小説『李世民』でデビュー
中山けーしょー[ナカヤマケーショー]
画家、イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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退院した雨巫女。
12
間違って2巻から、借りてきてしまった。しかし、面白いな『三国志』は。このシリーズ制覇しよう。2010/12/18
カキ@persicape
11
私にはこれがほぼ初めての三国志。呂布と貂蝉がめっちゃ萌えるし、なぜか呂布攻略キャラの乙女ゲーとかあったらオトシたい勢いで呂布好きだし、昔は普通に好きだった劉備が融通効かなくて綺麗事ばっかで盛大にイラっとするし、劉備の魅力は関羽と張飛のおかげすぎるし、でもそれはこの作品だからで判断しちゃならんし、てかそもそも三国志って何から創作されて史実はどの程度で何なの?とどんどこ深みにハマっている(^◇^;)とりあえず退場されたので今はいろんな呂布を読みたい。2017/04/21
book_stock
10
連環の計、二虎競食の計、駆虎呑狼の計など数々の計略が実行される。「いかに自分の手を汚さずに相手を倒すか」に徹底していて非常に勉強になった。こういった計略は、相手を知り自分を知っていなければできないことなので、孫子の言葉にも通じるなと思った。2019/04/01
かお
7
自分の利益しか考えていない董卓を倒すため、良く思っていなかった漢王朝の大臣が娘を使って策を講じる。 董卓を倒したら、王朝が支配し安泰かと思ったら混乱に陥る。 呂布がやたら強くてビックリ。曹操は、良きリーダーと思いきや、悪党では。 劉備達が爽やかなヒーローに感じた。 三国志初心者なので、ヒーローが渋滞している世界だとやっと気付いた😅2024/01/21
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
6
王允とその養女・貂蟬が董卓と呂布を仲違いさせる計画を立てた「連環の計」から、呂布の最期を描いた「天上の舞姫」まで、シリーズ第2弾。呂布と貂蟬の二人の関係の描かれ方が私には新鮮でした。私の中では貂蟬は呂布の事を愛しているというのは呂布を惑わすための形だけの事だけだと思っていたので、実は貂蟬も呂布を愛していたという設定は新鮮でした。★★★2010/12/26