出版社内容情報
私の好きな歌、理想の男性、得意な料理、犬のこと、宴会の話、絵の話、旅のあれこれ、そしてなぜ歩くのかなど、喜怒哀楽の随筆。 小学校高学年~中学生
目次
わたしの好きな歌
人を喜ばせるプロフェッショナル
記憶の食卓
「引っ越しました」最新版
これからは歩くのだ
記憶力塾
ネパールの友達
十年後の「ケンビシ」
透けていた
バスの中〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
37
角田さんのエッセイを読んでると、幼い頃から本を読んでいたにしては、知らない事が多すぎるのでは? お酒に熨斗紙をお願いする事を「けんびし」とは、大学生が間違える範疇ではないような? 他にも、知ってて当然と思える事を、30近くまで知らなかったり。 読書家でもなく、勉強もしないで遊んでいた子供時代を過ごして大人になったのならともかく、にわかに信じがたい部分がありました。 角田さんを尊敬しているので、どうしても不思議なのです。 本を読んでいれば、自然と知識として頭に入ってきますよね? 2014/12/30
takaC
33
短文で魅するのは文才ですね。2012/10/06
Syo
29
んもぉ。 知ってるエピソードも あったのに。 文庫本で読んでた。2021/06/02
どぶねずみ
24
雑誌掲載のエッセイを1冊にまとめているために内容は断片的だが、著者の幼少期が垣間見えて面白い。性格が周りより大人びているから少しひねくれた子ども、そのまま大人になっていくと思い込みが激しくなり、それが原因で赤っ恥をかくようなところ、私自身とよく似ているので驚いた。2016/05/22
佐島楓
24
印象的な風景がフラッシュをたいたように心に残るエッセイ。人は皆、記憶と体験の積み重ねでできているのだ。2013/04/18