出版社内容情報
北海道の大自然を舞台に父と子のふれあいを鮮烈に描く“小さな家族の大きな愛の物語”。同名のテレビドラマのオリジナルシナリオ。 小学校高学年~中学生
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
160
小説ではなくシナリオ本。あなたが俳優の立場になり創る喜びを感じる本。「間」その時に感情は揺れ動く。読みながら映像と音が物語を引き立て、一つひとつの言葉が心に留まる新鮮な体験。純は東京に帰りたい。螢はここに残りたい。秋は次第に更けて移ろっていく。父さん、ぼくのこと嫌いなのかな。キツネはあれきり来なかった。きっと戻ってくると螢は信じているけれど。人には理屈にならない気持ちがある。会いたい。伝えたい。笑いたいのに。誰しも後悔はある。少なからずある。希望もある。人と自然、人と動物、人と人、共に生きている。後編へ。2023/11/24
アナクマ
20
「父さんはけちな人間です。君たちを——父さんから離したくなくて——母さんの手紙をやぶいて焼きました。軽蔑していいです」(黒板五郎)◉「木は倒されるとき大声をあげる」2022/02/14
活字の旅遊人
20
中学時代に、TVから脚本を追う。田中邦衛氏ニュースで思い出し登録です。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
ずっとドラマも特番も全部見た!道産子で知らない人いないでしょ!最近の子は知らないだろうけど(我が子たちも知らない)ビデオ・DVDになっているのは知ってましたが書籍は知りませんでした。シナリオなので、幼い兄妹純と蛍、お父さんの黒板五郎の姿が頭の中で映像に変換されながら読みました。北海道のイメージを定着させたドラマ…これで勘違いを訂正するのに苦労しましたけど(笑)2020/01/11
uechan
2
昔懐かしいテレビドラマの原作シナリオ本。 都会の中で、文明の利器に囲まれながら、何不自由なく暮らしていた少年が、北海道の自然の中で、時には挫けつつも成長していく過程を中心に描いている。 ドラマを観て、シナリオを読むと、セリフとセリフの間がとても良く、読み手に想像を巡らす余地が多くある。演出家と演者は大変だったろう、と推察されます。 2025/05/31
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