出版社内容情報
昭和19年8月22日、海のもくずと消えた学童疎開船対馬丸の悲劇のアニメ映画から、小学校低学年向きに再構成したアニメ絵本。 小学校低学年~小学校中学年
内容説明
昭和19年8月21日、沖縄の子どもたち八百数十名を乗せた学童疎開船対馬丸は、本土に向けて出港した。両親や学校の先生たちの不安をよそに、子どもたちは修学旅行にでもでかけるようにはしゃいでいた。仲よしの清、健治、勇もいる。3人はヤマトにふるユキをゆめみていた。22日夜、悪石島付近でアメリカ軍の潜水艦に突然魚雷攻撃をうけた…。小学校低・中学生向き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nchtakayama
5
わたしの水色ホンダ・ジョルノ(原付)よりも遅いスピードで、対馬丸は戦争まっただなかの海を行きました。疎開のため1,661名の沖縄の人びとを乗せて。その中には本土で初めて目にする雪や電車を楽しみにしていた子どもたちが居ました。おんぼろ対馬丸は敵船に見つかり逃げ切れず、魚雷が命中、沈没。生き残ったのは学童59名、一般98名。対馬丸のことは誰にも言うな、言えばスパイの罪で銃殺だ、と子どもを脅した憲兵。どんなに立派な目的でも、戦争はみんなを巻き込む。そして仕組んでいる人の居ない所が戦場になる。もう→2020/01/30
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- ハロー、チュウインガム