ささえる医療へ

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784652069233
  • NDC分類 498.021
  • Cコード C0037

内容説明

破綻した町に飛び込んで5年、戦う医療は終わった。夕張の医療を全国の医療モデルへ、村上医師の地域医療学。

目次

第1章 4年間を振り返って
第2章 在宅医療の時代
第3章 公としての医療
第4章 震災に活きる地域医療
第5章 時代の中の地域医療
第6章 医療と教育
第7章 これからの夕張医療センター
講演 2011年7月15日さっぽろHANA宗会

著者等紹介

村上智彦[ムラカミトモヒコ]
医療法人財団夕張希望の杜理事長。1961年北海道生まれ。2001年9月、北海道瀬棚(現せたな)町立診療所長として、日本初の肺炎球菌ワクチン公費助成を実現。同町で予防医療にとりくみながら介護・福祉・医療が連携して住民の日常を支える体制づくりに奔走。町の老人医療費は大幅に減少した。2007年、全国一の高齢化率、財政破綻のまち夕張に移住。2009年7月「若月賞」受賞。予防と在宅医療、多職種連携を重視し、「支える医療」をキーワードに新たな地域医療の再生とまちづくりに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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のび太郎

1
 「その地域で死んでもいいなと思ったら地域医療は充実します」という言葉が印象的だった。辛口の方だが、なるほど、と思わされる内容も多く、健康を意識して身体の声に逆らわず死んでいきたいと思った。2012/06/24

jupiter68

0
夕張市が財政再建団体に転落した。破綻した地域医療を立て直すため村上氏は市立病院の運営を引き受けた。ここで解ったことは、市財政が危機的状況に陥っても関係なくサービスを求める住民や、どうしても考え方を変えられない公務員の存在だ。こんな現状に村上氏はかなり怒っていて、その内容が書かれている。しかし、このようなステークホールダーの行動は、夕張市だけという対岸の火事的に考えていていいのか。そうではないと思う。膨れ上がった国の借金の山、高齢化の進展を考えると、今後我々の意識を変える必要があるということだ。これが感想。2012/06/10

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