内容説明
「ナ・ダプケ(自分らしく)」とへんてこりんな名前をつけられた男の子は、幼くしてお母さんを失い、顔すら覚えていません。けれども、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、そしておばさん一家の愛にはぐくまれなら、一生懸命生きています。ある時は、けんかしたり、山で迷子になったり、みんなと同じ元気な男の子です。時おり、お母さんが無性に恋しくなり、涙ぐむことはあっても、けなげに自分らしく、元気よく生きていこうとする男の子の姿は、とてもかわいく、すてきです。
著者等紹介
キムヒャンイ[キムヒャンイ]
全羅北道の任實で生まれ、ソウル市育ち。1991年、現代児童文学賞を受賞するとともに、作家となる。1991年、啓蒙児童文学賞を受賞。1994年、『お月さまは知っている』で三星文学賞を受賞し、1997年、テサン文化財団の創作支援金を受けた
キムジョンド[キムジョンド]
全羅北道井邑市の小さな農家で、自然とともに成長した。幼い時から絵を描くのが好きで、全州大学の美術教育学部で西洋画を専攻した
吉田昌喜[ヨシダマサキ]
1962年、愛媛県生まれ。1992年に30歳で渡韓し、韓国生活は16年に及ぶ。渡韓当初、高麗大学附属の語学堂で韓国語を学びながら、ソウルで日本語講師となり、6年ほど日本語講師を務める。その後、韓国の出版会に飛び込み、翻訳、編集など、出版業務に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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