内容説明
あらゆる生命は、つながっている。あらゆるできごとは、つながっている。これまでも、そして、これからも…。童謡「ぞうさん」で知られる詩人は、いつも、宇宙のなかでうたってきた。ちいさなもの、ものいわぬもの、目に見えないものも、見のがさずに。まど・みちおの言葉が、柚木沙弥郎の絵によって、雫のように深く胸におちてくる。
著者等紹介
まどみちお[マドミチオ]
1909年、山口県に生まれる。1934年に投稿した詩が北原白秋の選により特選に選ばれる。1951年に書いた「ぞうさん」は、いまも日本人に最も愛される童謡のひとつとして歌い継がれている。1968年にはじめての詩集『てんぷらぴりぴり』(野間児童文芸賞受賞/大日本図書)を刊行。以来98歳を超えた現在まで次々と詩集を刊行し、数々の賞を受ける。『まど・みちお全詩集』(理論社)で芸術選奨文部大臣賞のほか、多くの賞を受賞。1994年に日本人初の国際アンデルセン賞作家賞を受賞。2003年には日本芸術院賞を受賞した。詩作のほかに、1961年から数年間のあいだに描いた多くの絵画作品がある
柚木沙弥郎[ユノキサミロウ]
1922年、東京に生まれる。国画会会員。女子美術大学名誉教授。倉敷の大原美術館に勤務していたとき型染めの暦に出会い、民芸に魅せられる。1990年、『宮沢賢治遠景』(用美社)で第一回宮沢賢治賞を受賞。絵本の仕事に『魔法のことば』(1996年度「子どもの宇宙」国際図書賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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