内容説明
杉といえば花粉症だけではないのです。あなたを…ふしぎな杉の旅へごしょうたい。
著者等紹介
ゆのきようこ[ユノキヨウコ]
1950年東京に生まれる。千葉大学理学部生物学科卒業。植物生態学を専攻。現在は自然観察会の指導、自然についての執筆活動を行っている
阿部伸二[アベシンジ]
1975年青森県に生まれる。東京造形大学デザイン科卒業。デザイン事務所カレラのイラストレーターとして雑誌、書籍装画やCDジャケットなどで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナクマ
36
古くから日本の生活に活かされてきた杉を、樹木/材木として手際よく紹介。◉古墳時代の人、戦国武将、江戸っ子、現代人、が参加する杉巡りツアー。皆それぞれの時代で杉の世話になっていた、という趣向。◉なんかね、平板で人をくったトボけた絵がいい。ちょっとクセになる。ガイドの名は杉田杉子だ。クセが欲しい。◉…と思ったら裏表紙、仕掛けがありました。2019/01/22
鴨ミール
35
このシリーズ、とても勉強になる。杉は花粉症の私から見たら嫌な木なんだけど、いろんな使い道があったのね。北海道と沖縄にはないって、知らなかったし!2024/07/27
遠い日
9
柚木陽子さんの、木のシリーズ、それぞれに趣があって好きです。古代からの日本における杉の利用価値や、なぜ多く植えられてきたのかについてをわかりやすく解説。四つの時代からのツアー客のようすがおもしろい。日本の風土、暮らしぶりにベスト・マッチだったわけだ。杉花粉症のかたには憎き存在かもしれませんが、なかなかのお役立ちぶりに、納得です。2012/08/22
Wisteria
7
この表紙を見ただけで鼻がムズムズするわい!と思ったけど読んでみた。花粉症の皆さ~ん、杉ってすごいんだから恨まないでね~、みたいなメッセージがあって、よく分かってんなぁと笑った。日本人の生活を支えてきたなくてはならない木なんだね。でもやっぱり花粉症はツライ…。2018/04/04
ゆにす
7
花粉症ですっかり嫌われ者?になってしまった杉。杉が優れた材木であり、日本人とかかわりが深い木であるかがよくわかる。バスツアーのお客さんは奈良時代の人?戦国武士?江戸町人?そして現代人。杉を通して日本の歴史を感じることができるのもおもしろかった。2012/01/09
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