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詩と歩こう
みずはつめたい―辻征夫詩集

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  • サイズ A5判/ページ数 118p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784652038437
  • NDC分類 K911
  • Cコード C8392

出版社内容情報

優しさに心地よいユーモアをのせた辻征夫の世界から30編の作品を厳選した選詩集です。表題作の「みずはつめたい」ほか「桃の節句に次女に訓示」「かぜのひきかた」などを収録。   小学校高学年~中学生

内容説明

優しさに心地よいユーモアをのせた辻征夫の世界から30編の作品を厳選!子どもたちから大人まで、すべての人に読んでもらいたい…そんな想いをこめて贈ります。

目次

みずはつめたい(みずはつめたい;桃の節句に次女に訓示;かぜのひきかた ほか)
わたしは沈丁花が(わたしは沈丁花が;雨;虻 ほか)
立ちどまる(まつおかさんの家;突然の別れの日に;沈黙 ほか)

著者等紹介

辻征夫[ツジユキオ]
1939年浅草生まれ。詩のみでなく小説、エッセイの世界でも活躍した。2000年脊椎小脳変性症に起因する病により他界

大滝まみ[オオタキマミ]
1963年生まれ。デザイン会社K2を退社した後、イラストレーターとして絵本、雑誌などで活躍

水内喜久雄[ミズウチキクオ]
1951年福岡県生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新田新一

31
辻さんの詩は分かりやすい言葉を使って、人と人の間にある微妙な感情や想いを描くものが多くて、読んでいると胸の中のわだかまりが溶けていくのを感じます。いろいろ難しいことがあって、四苦八苦している人間たちに対する応援歌のようなところもあるので、親しみやすいです。有名な「学校」は仕事をさぼってしまった教師の父と、ずる休みをした娘のことを描いています。どんな人でも仕事に行きたくなかったり、学校を休みたい日があるよね、と書かれた救いを感じる詩です。さりげなく書かれた最後の一行にしみじみとした余韻を感じました。2024/10/21

Aka

5
「深い」という言葉では表現しきれないが、今の自分にはまだ理解しきれないような奥深さを感じた。「蟻の涙」は、その詩と対峙している目の前の読み手に向けた強いメッセージ性を感じ、他の詩とは違う印象をもった。「私が、辻さんの詩をむずかしいと感じていたのは、私という読むほうの安易さが、つくるほうの真剣さによってはじかれていたからではないだろうか。」著者の「辻征夫さんをたずねて」を読んで、この読了感はそういうことかと妙に納得した。辻さんの詩に触れ続けたら、今もっている印象は大きく変わっていく気がする。2025/02/23

sugu

3
棒には棒の事情がある的な内容がスッと入ってきた。どんな人にも事情はあるし、言い分もある。そうはいっても、というところが大切になってくる。でも、何歳であっても一丁前に考えはある。それを超える組織の論理もある。うーん、難しいなぁ。力をつけて、そこの折衷案を提案しつつも上手い方に持っていけるようになりたい。2025/02/15

TOMYTOMY

2
心にストンと落ちてくる。2018/03/19

novutama

2
ある日/会社をさぼった/あんまり天気がよかったので//公園で/半日すごして/午後は映画をみた/つまり人間らしくだな/生きたいんだよぼくは/なんて//おっさんが喋っていた/俳優なのだおっさんは/芸術家かもしれないのだおっさんは//ぼくにも かなしいものが すこしあって/それを女のなかにいれてしばらく/じっとしていたい/「ある日」2016/08/01

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