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出版社内容情報
神社で大凶のおみくじをひいて以来,やることなすことうまくいかない青年。彼の不運の原因は? 表題作を含む全9編の短編集。
内容説明
“たっぷり”がうれしい!星新一ショートショート。新鮮なアイディア、完全なプロット、意外な結末―三要素そろったショートショートの傑作。「ちょっと長め」だから“たっぷり”面白い。
著者等紹介
星新一[ホシシンイチ]
1926年、東京に生まれる。東京大学農学部卒業。57年に日本最初のSF同人誌「宇宙塵」に参画。ショート・ショートと呼ばれる短編の新分野を確立し、千以上の作品を発表する。68年に、『妄想銀行』で第21回日本推理作家協会賞を受賞。97年没
和田誠[ワダマコト]
1936年、大阪に生まれる。多摩美術大学卒業。グラフィック・デザイナー、イラストレーターとして、装丁、挿絵、絵本などを手がける。星新一氏の作品の挿絵も数多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田中寛一
15
腕時計で「とんとん拍子」に進むのなら売れそうだ。自分だけなら持つのもよさそうだが、他の人と競合すると、とんだことになってしまう。やはり苦しみや悩みもあるから幸せがあるんだろうね。悪魔に自分の若さと引き換えに幸福を求めないという「条件」は呑みたくない。年を取りながら今まで経験をしてない幸福も感じるよね。媚薬を開発した「ほれられた男」は大変なことになったね。でもよく効く薬だ。薬に愛想を尽かしてさらに思わぬ方向に。夢を持ちながら地道に行くしかないということか。幸せについて考えた。2013/10/31
退院した雨巫女。
11
《私-図書館》久しぶりの星新一さんのショートショート。予想外の展開でどれも面白かった。2022/01/15
かなさん
10
とんとん拍子の時計が妙に可愛かったwあとは怖い((( ;゚Д゚)))話が多かった。最後の事業、それがオチかと思ったらさらに怖いオチが待ってた。重なった情景も宇宙通信も怖かった。追跡も怖ーよ!星新一ブラックユーモアばりばりの本でした。2016/03/20
かおり☆
3
意外なことに人生初の星新一。面白かった~!ものすごく創造が豊かな人なんだな。これ以外にもたくさんのショートショートを書いてる人だから恐ろしいほどの数のストーリーを思い付いたってことだもんね。信じられない才能!私は長編小説をじっくり読むのが 好きだけど初めて短い話の良さがわかった。素晴らしい!2015/05/12
tokko
3
後半は宇宙の話が多かった~宇宙が出てくると、より不思議な感じがする。やっぱり星新一のショートショートは面白い!2012/10/08